出版社内容情報
新型コロナウイルスの蔓延で、兵庫県の祖父母の元に身を寄せている中学生の悠人。街中で地元地銀に行列する人から聞いた噂を何気なく「のじぎく銀行が危ないって」と呟いてしまう。フォロワーは知り合い10人ほど。しかし、コロナで経済的に逼迫していた人々の間でたちまち拡散されていく。不安は不安を増幅し、さらなる危機的な事態へ……。ネットワークで全金融機関がつながる現代で、SNSでのバズリが招く金融危機を描く。
内容説明
新型コロナウイルスの蔓延により兵庫県の祖父母の元で過ごす中学生の悠人。街中で行列する人から噂を聞き、何気なく「のじぎく銀行が危ないって」と“呟いて”しまう。フォロワーは数人ほど。しかし、コロナ禍で不安にさらされている人々の間でたちまち拡散され、予想外の事態を招いていく…。全銀行がつながる現代で、SNSでのバズりが招く危機を描く。
著者等紹介
江上剛[エガミゴウ]
1954年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。第一勧業銀行(現・みずほ銀行)に入行し、人事部や広報部を経て、支店長などを歴任。’97年の第一勧銀総会屋事件では解決に尽力。事件を材にした映画「金融腐蝕列島 呪縛」のモデルになった。銀行業務の傍ら、2002年に『非情銀行』で作家デビュー。’03年に銀行を辞め、執筆に専念。テレビ・コメンテーターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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