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出版社内容情報
私たち人間のからだは、魚であった時代の名残をたくさん抱えている。たとえば、私たちの顔で表情をつくり、口を開いて声や言葉を発する筋肉も、魚だった時代の「えら」の筋肉が変化したものだ。水中で生活する魚類では、顔面に味覚を感じる細胞が集中したが、上陸に伴い、ヒトでは乾燥を避けて口の中の舌でのみ味覚を味わうようになった。――伝説の解剖学者・三木成夫の「人間の見方」を、実際に講義を受けていた著者が解説。
内容説明
私たち人間のからだは、魚であった時代の名残をたくさん抱えている。たとえば、私たちの顔で表情をつくり、口を開いて声や言葉を発する筋肉も、魚だった時代の「えら」の筋肉が変化したものだ。水中で生活する魚類では、顔面に味覚を感じる細胞が集中したが、上陸に伴い、ヒトでは乾燥を避けて口の中の舌でのみ味覚を味わうようになった。―伝説の解剖学者・三木成夫の「人間の見方」の全体像を、実際に講義を受けていた著者が解説。
目次
第1部 人体、5億年の記憶(奇妙な授業;人体の中の「動物」;「こころ」はどこにあるのか?;人体の中の「植物」;ヒトのからだの5億年)
第2部 からだの中の美術館(目;内臓;脊柱;肺;足;手;脳)
著者等紹介
布施英利[フセヒデト]
1960年群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。同大学院美術研究科博士課程修了(美術解剖学専攻)。学術博士。東京大学医学部助手(解剖学)を経て、現在は東京藝術大学美術学部教授(美術解剖学)。解剖学、美術批評、文学など、これまでの著書は70冊ほど。オンラインでの講座「布施アカデミア」の活動にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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