出版社内容情報
ホームレスの老女が殺され燃やされた。犯人草鹿秀郎はもう18年も引きこもった生活を送っていた。彼は父親も刺し殺したと自供する。長年引きこもった果てに残酷な方法で二人を殺した男の人生にいったい何があったのか。事件を追う刑事、奥貫綾乃は、殺された老女に自分の未来を重ねる。私もこんなふうに死ぬのかもしれないーー。刑事と犯人、二つの孤独な魂が交錯する。困難な時代に生の意味を問う、感動の社会派ミステリー。
内容説明
ホームレスの老女が殺され燃やされた。犯人草鹿秀郎はもう18年も引きこもった生活を送っていた。彼は父親も刺し殺したと自供する。長年引きこもった果てに残酷な方法で二人を殺した男の人生にいったい何があったのか。事件を追う刑事、奥貫綾乃は、殺された老女に自分の未来を重ねる。もしかしたら私もこんなふうに死ぬのかもしれない―。虚空を抱え人生に絶望するロスジェネ世代の犯人と刑事。社会派ミステリーの寵児が8050問題に迫る、著者二年ぶりの書下ろし長編。
著者等紹介
葉真中顕[ハマナカアキ]
1976年東京都生まれ。2013年『ロスト・ケア』で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー『絶叫』は吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の候補、『コクーン』は吉川英治文学新人賞の候補、『Blue』は山田風太郎賞候補となる。’19年『凍てつく太陽』で大藪春彦賞、日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞。’22年『灼熱』で渡辺淳一文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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