出版社内容情報
第25回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作が文庫で登場! 主人公の元傭兵・鹿島丈は、イラクで起きた自爆テロで恋人を失い、帰国後、傷心の日々を送っていた。2年前に知り合った可菜のおかげで鹿島は少しずつ立ち直り、北海道のデータセンターに職を得たのだが、そこで連続密室殺人が発生。鹿島は殺人者と対峙することに…。世界を“実効支配”する“バベルの塔”の内実を圧倒的スケールで描いたハードボイルド&ミステリー巨編
内容説明
イラク帰りの元傭兵・鹿島丈は、恋人・可菜の故郷・北海道でデータセンターの警備員になった。だが、そこで連続密室殺人が発生。厳重なセキュリティーシステム、米国の世界戦略の壁。鹿島は一人、殺人者と対峙する。折しも可菜は病魔に侵され…。現代の“バベルの塔”の内実を描き切った傑作ハードボイルド巨編。第25回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
著者等紹介
大谷睦[オオタニムツミ]
1962年、東京都生まれ。幼少期に秋田市へ移住。現在、北海道・函館と東京・町田を拠点にする。2021年『クラウドの城』で第25回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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