出版社内容情報
元首相と結託した男達のために両親と妹を失った新城彰。復讐の炎を心に抱き、ヨーロッパで日本人観光客の夜のガイドに身をやつす新城の前に仇敵が現れた! ついに火ぶたが切られた孤独な戦いの行方は――。大藪文学の金字塔!
内容説明
京葉工業地帯開発の利権に群がった元首相と結託する男たちの非道な仕打ちで、両親と妹二人を失った新城彰。日本を追われヨーロッパへと渡った新城は、フランス軍秘密部隊を除隊後、日本人観光客の夜のガイドに身をやつしていた。心の奥底に復讐の念を燃やし続ける彼の前に、ついに仇敵の一人が現れた!圧倒的な戦闘力と頭脳を武器に、いま孤独な戦いの火蓋が切られる!
著者等紹介
大藪春彦[オオヤブハルヒコ]
1935年京城生まれ。早稲田大学教育学部中退。’58年、大学在学中に『野獣死すべし』でデビュー。江戸川乱歩に高く評価された。独特の乾いた文体、過激なアクション、銃や車の精密描写などで一躍人気作家に。日本のハードボイルド史に残る数多くの作品を書き上げている。’96年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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