出版社内容情報
論理的・効率的に話すことがよいとされる中、著者は「まとまらない言葉の中にこそ本当に伝えたいことがある」と説く。わかりやすく話そうとすると、文を的確に句点「。」で区切る収まりのよい話し方になるが、本当はその「。」の先に圧倒的なディテールがあり、そこにこそ自身への問いや深い思考へのヒントが隠されている。インタビューを生業としている著者だからこそわかる、「。」の先を見つける話し方、聞き方をさぐる。
内容説明
言い淀んだり、つっかえたり、冗長だったりでいいんだ。コミュニケーションで良しとされているのは句点「。」で言い切る、収まりのよい滑らかな言葉。でも、それって本当に自分の言葉ですか?インタビュアーとして多くの人の言葉を聞いてきた著者が「もどかしいままを口にする」ことの重要性を説く、新しいコミュニケーション読本。
目次
第1章 滑らかに話せてしまうという罠(誰もがテキストのような言葉を話し出している;なぜ「筋肉は裏切らない」と思えるのか 意識的なコントロールだらけの日常 ほか)
第2章 辻褄が合わなくてもいい(効率よく話せば、本当の思いは伝わるのか;もどかしいままを口にする ほか)
第3章 感情を口にすることがもたらす力(共感が大事だと言われる理由;滑らかになりようがない記憶 ほか)
第4章 自己肯定感はいらない(自己肯定感というスローガン;肯定感から肯定へ ほか)
第5章 私たちが自分自身であるとき何が起きるのか(閉じるべきときと開くべきときがわかる;自立に向けた状態 ほか)
著者等紹介
尹雄大[ユンウンデ]
インタビュアー、作家。1970年神戸市生まれ。政財界人やアスリート、研究者、芸能人、アーティスト、アウトローなど約1000人にインタビューを行ってきた。その経験を活かし、2017年からインタビューセッションや講座を開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
Roko
*
やっぱ犬が好き♡
チェアー