光文社新書<br> 漫画の未来―明日は我が身のデジタル・ディスラプション(破壊的変革)

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光文社新書
漫画の未来―明日は我が身のデジタル・ディスラプション(破壊的変革)

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334102258
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0204

出版社内容情報

漫画が大転換期を迎えている。新型コロナ禍に娯楽のオンライン化が進み、韓国発祥のスマホ向け漫画「ウェブトゥーン」が急成長。その市場規模は今後5年で日本漫画の4倍に達すると予測される。本書では、市場の急拡大をけん引する韓国IT企業の斬新なビジネスモデル、電光石火の海外戦略等を徹底解説。絵を自動で描く「生成AI」も進化し、時代が紙からデジタルへと変わる中、漫画は一体どこに向かうのか? その未来図を探る。

内容説明

漫画が大転換期を迎えている。新型コロナ禍に娯楽のオンライン化が進み、韓国発祥のスマホ向け漫画「ウェブトゥーン」が急成長しているためだ。小さな画面でも読みやすいよう工夫され、世界中で読者を獲得。その市場規模は、今後五年で日本漫画の四倍に達すると予測される。本書では、市場の急拡大をけん引する韓国IT企業の横顔や斬新なビジネスモデル、電光石火の海外戦略を徹底解説。「イノベーションのジレンマ」に悩む国内出版社の動向にも迫った。加えて、絵を自動で描く「生成AI」の進化も、作品作りを根底から揺るがし始めている。時代が紙からデジタルへと変わる中、漫画は一体どこに向かうのか?その未来図を探る。

目次

第1章 大波(経済危機下の韓国で誕生、次世代漫画ウェブトゥーン;ついに日本上陸、第一次ブームの光と影;コロナ禍に人気再燃、巣ごもり消費が追い風に;ネイバーとカカオの因縁対決、激しい火花散る)
第2章 油断(巻き返しへ、国内出版社が「タテ」に本格参入;新たな巨大経済圏、異業種企業が続々と集結;期待先行に危うさも、懐疑論くすぶる3つの理由;紙離れで週刊誌は絶滅寸前、曲がり角の漫画大国)
第3章 工場(線画、着彩、背景―分業システムで効率化磨く;令和のゴールドラッシュ、日本で広がるスタジオ設立;さよなら「やりがい搾取」、報酬体系を明瞭に;トラブル多発の制作現場、募る苛立ちに悲観の声も)
第4章 覇権(舞台は世界―仏にこぞって攻勢、米国で大型買収も;海外進出に高い壁、日本漫画が直面する厄介な問題;驕れる人も久しからず、家電・半導体敗戦の再来か)

著者等紹介

小川悠介[オガワユウスケ]
共同通信社記者。千葉県出身。2008年に早稲田大学を卒業し、日本経済新聞社に入社。パナソニックホールディングスの経営企画部門を経て、2017年から現職。民間企業や株式市場の動向をはじめ経済分野の取材を担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

110
雑誌連載から単行本の形で漫画王国を築いた日本だが、成功モデルに安住して出版のデジタル化に乗り遅れた。雑誌文化が急速に衰退するのに合わせ、スマホで読める韓国発のウェブトゥーンが漫画でも着々と勢力を拡大している。手塚治虫以来の作家がアシスタントを使うやり方ではなく、スタジオによる分業制で漫画を製造するシステムを構築した。従来の逆Z式の読み方も廃され、スマホ画面に合わせて読む形が当然になってくる。このままデジタルに押されて衰滅するのか、ファッション界でのオートクチュールとプレタポルテのような関係に落ち着くのか。2024/03/31

よっち

35
漫画が大転換期を迎えている。絵を自動で描く生成AIも進化して、時代が紙からデジタルへと変わる中、漫画は一体どこに向かうのか? その未来図を探る一冊。コロナ禍で娯楽のオンライン化が進み、韓国発祥のスマホ向け漫画「ウェブトゥーン」が急成長。急拡大をけん引する韓国IT企業の斬新なビジネスモデル、海外戦略を解説していて、現段階でかなり先行しているのは間違いなさそうですが、中長期的に見た時にどうなのか、日本の出版社がこれからどこまで巻き返せるのか、ウェブトゥーン周りの概況を知るには良い一冊になっていたと思いました。2024/03/05

nobu23

7
韓国発のスマホに特化した漫画、ウェブトゥーンに関して日本と世界における状況を説明した本。新興勢力と既存の日本の出版者の動きが説明されている。 約一年前の本で、当時の勢いが無くってきたというニュースを最近見たりもするので実態が気になる。2025/05/06

ペコー

6
読了。ウェブトゥーンについて書かれた本。漫画は好きだが、ウェブトゥーンについては知らなかったので、ウェブトゥーンがどんなものかわかり面白かった。日本もいままでの漫画文化に甘えず、韓国で生まれたウェブトゥーンのいい所を取り入れる必要があるというところが一番本で一番記憶に残った。2024/10/03

geki

6
韓国発の縦スクロールの漫画ウェブトーンが、爆発的にワールドコンテンツとして世界中に拡散しようとしている。背景には、経済危機に直面した韓国が成長の切り札としてエンターテイメントのグローバル化に国を挙げて力を注力していること。社会がデジタル化していく中、紙媒体の日本の漫画は、もはやガラパゴス化していく運命にあるのは、間違いない。日本のお家芸であった漫画の未来は見えない。漫画に限らず、この国の未来も、他国に比べると二回りぐらい遅れているのかもしれない。島国という居心地のいい揺りかごに揺られているうちに。2024/04/08

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