光文社文庫 光文社時代小説文庫<br> いくつになっても江戸の粋―時代小説アンソロジー

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いくつになっても江戸の粋―時代小説アンソロジー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334102166
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ひと癖ある知恵者、嫌われ者、虐げられた者。己の場で、江戸の老人たちが魅せる命と心の輝き。細谷正充を編者に、青山文平、浅田次郎、泉ゆたか、坂井希久子、志川節子、永井紗耶子の短編を収録。笑えて、泣けて。年を取るのも悪くないと思えてくる、傑作ばかりの時代小説アンソロジー!

内容説明

現代よりだいぶ早くに隠居し、余生を生きた江戸の人々。悠々と生きる者、ひと癖ある知恵者、嫌われ者、虐げられた者。己の場で、江戸のお年寄りたちが魅せる命と心の輝き。そして次の世代に伝えてゆく、自らの意気と生き様とは。名手たちによる短編三編と、書下ろし短編三編を収録。笑えて、泣けて。年を取るのも悪くないと思えてくる、傑作ばかりの時代小説アンソロジー。

著者等紹介

青山文平[アオヤマブンペイ]
1948年、神奈川県生まれ。2011年、『白樫の樹の下で』で松本清張賞を受賞し、デビュー

永井紗耶子[ナガイサヤコ]
1977年、神奈川県出身。2010年、『絡繰り心中』で小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー

泉ゆたか[イズミユタカ]
1982年、神奈川県生まれ。2016年、『お師匠さま、整いました!』で小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー

志川節子[シガワセツコ]
1971年、島根県生まれ。2003年、「七転び」でオール讀物新人賞を受賞し、デビュー

坂井希久子[サカイキクコ]
1977年、和歌山県生まれ。2008年、「男と女の腹の蟲」(「虫のいどころ」解題)でオール讀物新人賞を受賞し、デビュー

浅田次郎[アサダジロウ]
1951年、東京都生まれ。1991年、『とられてたまるか!』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

140
60歳をとうに超えて自分の寿命がどれ程あるかは知る由もないが、どんな年寄りになるのだろう・・どんな年寄りになって行くのだろうと期待と不安の日々を暮らしている。若い頃60過ぎの自分を想像したことは無いが、人生100年時代「げっ、まだだいぶある・・」正直なところ。果たして幾つになっても変わらぬ自分だと思うとちょっと怖い(汗)さて、本作は細谷雅充・編『曲者のお年寄り』作品6話(3編は書き下ろし)どれも好い。頑固でも偏屈でも愛おしいのは、そこに自分の何かを見るからだろうか(笑)志川さん、坂井さんが特に印象深い。2024/05/21

タイ子

79
6作のアンソロジー。3作品が書き下ろし、その他既読1作品を含めてどれも面白い。タイトル通りどれもある程度の年齢を経て過ぎし日を思い、これからの生き方を模索する人々を生き生きと読ませてくれる。青山文平さんから始まり、ラストを飾る浅田次郎さんまで。泉ゆたかさんの「いくばくも」は残り少ない命と悟った医師が患者で訪れた女性に医師への道を勧める話。無くなる命と輝く未来の人生が微笑ましく感じる作品。ほっこり物が多い中、坂井希久子さんは殺人事件から始まるミステリっぽい作品だけどやはり人情もの。過去も未来も自分の人生。2024/03/03

ゆみねこ

72
江戸のお年寄りの生き方も様々。そんな人々を描いた6つの作品。大奥で出世を目指す奥女中を描いた永井紗耶子さん「つはものの女」、金貸しの老女の殺害事件から始まる坂井希久子さんの「ほおずき長屋のお豪」が良かった。浅田次郎さんの「五郎治殿御始末」素晴らしい!2024/12/16

ひさか

31
小説新潮14年4月号青山文平:三筋界隈、17年4月号永井紗耶子:つはものの女、書き下ろし泉ゆたか:いくばくも、夏志川節子:ひと夏、坂井希久子:ほおずき長屋のお豪、旅行読売02年浅田次郎:五郎治殿御始末、の年配者をテーマにした6短編を24年2月光文社時代小説文庫刊。三筋界隈の死に場所を定めた老武士の所作、つはものの女の大奥の初瀬とお克の仕事に対する意識、いくばくもの女医の卵を応援する玄信、ひと夏の次の銭湯経営の決断、ほおずき長屋のお豪と五郎治殿御始末での老武士の生きざま、と全ての話が素敵で心地よい良い。2024/04/30

さぁとなつ

31
江戸時代にも高齢者はいて、来し方来し方を見つめながら生きていたのだと思います。我が道を極めたり、若い人を育てたり、道を譲ったりしながら、これぞ自分の生きる道とばかりに、自分の生き様を確かめるように生きていたのでしょう。奉行崩れの剣士、大奥のキャリアウーマン、医者、湯屋の女将、元女郎の金貸し屋、必要とされなくなった明治の藩士。6人の老人が最後の意地を見せたり、たおやかに自分を受け入れたり、高齢者なりの足掻きをされているのに、わたしもならいます。みなさんあっぱれ!です。6人の作者もあっぱれ!2024/04/16

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