出版社内容情報
広島で長年、在宅緩和ケアの革新的な取り組みをおこなってきた医師が、患者との出会いから看取りまでの数々のストーリーを紹介。「医療と関わりたくない」「自宅に帰りたい」「好きなものを食べて死にたい」など、さまざまな希望を聞き取り、それを叶えたり叶えられなかったりしながら亡くなっていく人たちの話を綴りながら、どうすれば在宅緩和ケアにつながれるのかがわからずに途方に暮れている家族たちにも必要な情報を伝える。
内容説明
誰もが一度は経験する「死ぬ時」のこと「医療に関わりたくない」「好きなものを食べて死にたい」「自分の布団で死にたい」…etc.本人が、家族が、どう叶えるか?30のエピソード。
目次
はじめに 「ヨロヨロ、ドタリ」のそのあとで
1 本人が当院外来に初診でいらしたケース―4つの出会い
2 ご家族が当院外来に見えたケース―4つの出会い
3 ケアマネジャーからの依頼―5つの出会い
4 施設からの依頼―5つの出会い
5 地域包括支援センターからの依頼―3つの出会い
6 訪問看護ステーションからの依頼―4つの出会い
7 病院の退院支援室や地域連携室からの依頼―5つの出会い
あとがき―本人の希望に沿う、ということ
著者等紹介
〓橋浩一[タカハシコウイチ]
1958年広島県生まれ。医療法人和平会折口医院(広島市中区)院長。東京大学教養学部理科1類中退。滋賀医科大学卒業。広島大学大学院内科学第二修了(医学博士)。JA尾道総合病院、JA広島総合病院などで勤務。緩和ケアチームリーダーを務める。聖路加国際病院で緩和ケア研修。がん末期に「自宅に帰りたい」と希望する方に対応(往診・訪問診療)できる開業医が少なかったため、在宅緩和ケアを担う目的で2008年に継承開業。’12年厚生労働省在宅医療連携拠点事業に選出。令和5年度厚生労働省「在宅医療の災害時における医療提供体制強化支援事業連携型BCP・地域BCP策定に関するモデル地域事業」に選出。日本内科学会総合内科専門医。日本呼吸器学会専門医、指導医。日本尊厳死協会中国地方支部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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