光文社古典新訳文庫<br> 好色五人女

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光文社古典新訳文庫
好色五人女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334101954
  • NDC分類 913.52
  • Cコード C0193

出版社内容情報

駆け落ち、心中、不義密通……。“お夏清十郎”や“八百屋お七”など、当時起こった実際の事件をもとに西鶴が創り上げた極上のエンターテインメント小説五作品。鋭い人間観察が可能にした性愛と「義」をめぐる物語から、はかない今を恋に賭ける五人の女たちのリアルが浮かび上がる。噺家の語りを駆使した、臨場感と迫力満載の新訳あふれる新訳。恋の悲劇と喜劇が交錯する度肝を抜く面白さです。

内容説明

“お夏清十郎”や“八百屋お七”など、実際の事件をモデルに西鶴が創り上げた極上のエンターテインメント小説五作。鋭い人間観察が可能にした性愛と「義」をめぐる物語から、はかない今を恋に賭ける女たちのリアルが浮かび上がる。噺家の語りを駆使した、臨場感と迫力満載の新訳!

著者等紹介

井原西鶴[イハラサイカク]
1642“寛永19”‐1693“元禄6”。江戸時代前期を代表する俳諧師、浮世草子作者。大坂の商家に生まれる。39歳で、一日に4000句を一人で詠む「矢数俳諧」に成功して名声を得た。41歳時に浮世草子『好色一代男』を出版。当時の出版界に衝撃を与え、以降人気作家となる。『好色五人女』『好色一代女』『男色大鑑』『日本永代蔵』『武家義理物語』『世間胸算用』など、次々に問題作を刊行し、近代以降の作家にも多大な影響を及ぼす。52歳歿

田中貴子[タナカタカコ]
1960年、京都府生まれ。日本文学研究者(中世)。甲南大学教授。1988年、広島大学大学院文学研究科修了。博士(日本文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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優希

49
面白かったです。実際の事件をベールに創り上げられたエンタメですね。性と義をめぐる中で恋に命をかける5人の女性のリアルが浮かんでくるようでした。ちょっとセクシーな古典を読んでいる気分です。2024/02/12

巨峰

39
恋の話である。命がけの恋の話が5話。恋とは執着とは本来そのようなものか?しかし、江戸時代の恋が全てそうだとは思わない。むしろ、例外だからこそ、人の口にのぼり、物語として語られたのだ。さて、この5話、それぞれ短い話だけど、一筋縄の話ではなく2転3転する。大きな読書の喜びを感じるものとなっています…2024/10/20

qwer0987

16
『八百屋お七』で有名な『恋草束ねた八百屋物語』だが、私が知っている話と微妙な違いがあって面白い。お七や吉三郎は双方とも切羽詰まった恋愛感情を持っていたことがわかって目を引くし、有名な火付けの下りも実にあっさりしていて驚き、処刑の従容と死に赴く堂々とした姿は忘れがたい。本作の白眉であろう。その他で心に残るのは『吉凶占う暦屋物語』のおさんか。向田邦子の解釈と相まっておさんの不倫に突き進まざるを得ない心情に思いを致した。2024/04/07

ほんままこと

13
書店で見つけた光文社新訳文庫、原作未読なので読む。17世紀後半の江戸時代、女性が起こした身の破滅に至るスキャンダラスな五事件が記される。この時代に恋とは、ロマンティックラブではなく、ずばり性愛そのもので、男色も当たり前のこととして描かれる。その人間性と時代の封建性との衝突、西鶴はどのくらい意識していたのか解らないが、それがこの作品を普遍的なものにしたのだろう。細部がとても面白かった。たとえば七月の「井戸さらい」で引き上げられるガラクタの描写、八百屋お七が火事で避難する寺の雑魚寝などは今と比較して面白い。 2025/02/20

真琴

12
お夏清十郎、樽屋おせん、おさん茂右衛門、八百屋お七、おまん源五兵衛の5作からなる『好色五人女』の現代語訳。訳者が「好奇心旺盛で情にあついおじさん」を語り手に設定しており、それを脳内再生しながら読んだ。どの時代も恋は盲目で、思い人のために生きる女の生き様には脱帽。その人生は儚く散るけれども。2024/01/15

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