出版社内容情報
ひとり息子の死をきっかけに、互いに気持ちが離れていった早紀と信夫。ある日、早紀のもとに信夫が列車転落事故に巻き込まれたという連絡が入る。遺体が夫のものと確信のもてない早紀は、知人のジャーナリスト・篠山の協力を得て夫の足跡を探り始めるが、そこには信夫の不倫相手として疑っていた女と、謎の男の影が見え隠れしていた……。
数々の名ドラマの脚本を手がけてきた著者が放つ、戦慄のノンストップ・サスペンス!
内容説明
ひとり息子の死をきっかけに、互いに心が離れていった早紀と信夫。ある日、早紀のもとに信夫が列車転落事故に巻き込まれたという連絡が入る。早紀は旧知のジャーナリスト・篠山の協力を得て夫の足跡を探り始めるが、そこには信夫の不倫相手として疑っていた「ひとみ」と、謎の男の影が見え隠れしていた…。二転三転する展開の末に訪れる戦慄の結末とは?
著者等紹介
伴一彦[バンカズヒコ]
1954年、福岡県生まれ。日本大学芸術学部卒。1981年ごろから映画の脚本家としての活動を開始。’80年代半ばからはテレビドラマを中心に多彩な作品を手掛け、『うちの子にかぎって…』『パパはニュースキャスター』『君の瞳に恋してる!』『デカワンコ』『シンデレラデート』など代表作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KG
3
後から考えれば、きっかけはほんの少しのボタンのかけ違いだったのかもしれない。不運な交通事故と夫への疑惑が夫婦関係を冷えさせ、それが故に出かけた夫がどういう格好をしていたか分からないという悪い連鎖につながっていく。全く関係ないはずの列車事故から夫との連絡が取れなくなれば、主人公の思考はそうなるしかない。篠山視点と山岡視点の話が交わり始めたとき、本当は何が起きていたのかと気になり始め、俄然面白くなってきた。篠山の早紀に対する感情も自然なものだろうと思う。だからこそ、芳恵の一言がじわじわと質量を増していった。2024/02/10
チェス
2
サスペンスドラマみたい。2024/08/24
ジニー
2
★★★★☆2024/01/27
大福
2
11冊目、読了。 建前、建前、ちょっと本音。 嘘、嘘、嘘、建前。 あ。バレたか。じゃあ… みたいな感じで、登場人物の半分はちょっと狂っているのに奇抜ではない。 それに、感動もできるから不思議。 おもしろかった。 2024/01/15
フランク
1
☆32024/06/16