光文社古典新訳文庫<br> カーミラ―レ・ファニュ傑作選

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光文社古典新訳文庫
カーミラ―レ・ファニュ傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334101671
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

舞台はオーストリアの暗い森にたたずむ古城。恋を語るように甘やかに、ときに情熱的に妖しく迫る美しい令嬢カーミラに魅せられた少女ローラは、日に日に生気を奪われ、蝕まれていく……。ゴシック小説の第一人者レ・ファニュの代表作である表題作と怪奇幽霊譚五編を収録。五編は「緑茶」「マダム・クロウルの幽霊」「幽霊と接骨師」「シャルケン画伯」「チャペリゾッドの幽霊」。

内容説明

舞台はオーストリアの暗い森の中にたたずむ古城。恋を語るように甘やかに、ときに情熱的に妖しく迫る美しい令嬢カーミラに魅せられた純真な少女ローラは、日に日に生気を奪われ、蝕まれていく…。ゴシック小説の第一人者レ・ファニュの代表作である表題作と怪奇幽霊譚五編を収録。

著者等紹介

レ・ファニュ,シェリダン[レファニュ,シェリダン] [Le Fanu,Joseph Thomas Sheridan]
1814‐1873。作家。アイルランドのダブリン生まれ。大学で法律、古典を学び、卒業後に弁護士の資格を得るが開業せず、文芸、ジャーナリズムの活動に専念した。1861年から’69年まで「ダブリン大学雑誌」を所有し、主筆をつとめるなど、精力的に執筆活動をつづけた。’73年、心臓発作のためダブリンの自宅で死去。死後の1923年、匿名で発表された作品の中から怪奇小説だけを集めた短篇集『クロウル奥方の幽霊、その他の謎の物語』が、M・R・ジェイムズの手で刊行された

南條竹則[ナンジョウタケノリ]
東京生まれ。小説『酒仙』で第5回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

119
最初にレ・ファニュを読んだのは中学の頃だった。確かにアクションや社会性は欠けるが、知らぬ間に背後に恐怖が迫るのにゾクゾクした感覚が甦る。モダンホラーでは直接描かれる残酷な殺人や血まみれな惨劇が、ここでは扉の向こうや回想で語られるだけなのに思わず背中が寒くなる。レ・ファニュにとって恐怖とは襲いかかるものではなく、静けさから浮かび上がるのだ。「地獄の快楽とは人に害をなし、永遠の破滅に急がせること」という『緑茶』の一節は、まさに彼の真骨頂を示す。19世紀的な落ち着いて怖さを味わう怪奇物を再認識すべきではないか。2024/05/07

星落秋風五丈原

37
『カーミラ』 【ガラスの仮面】で北島マヤが罠にはめられ、芸能界を追放された時に、真相を知ったライバルの姫川亜弓がリベンジを果たすために出演した劇として記憶。母を亡くし父に溺愛されて育ったローラは、十字架が立っている道(はい、十字架大事なので覚えておくように!)を避けようとして馬車が横倒しになったのを目撃。中からぐったりした若い女性とつきそいの婦人が出てきた。ローラの父は、婦人が用を済ませる間、若い女性カーミラを預かろうと申し出る。ローラは、かつて幼い頃寝床で見た美しい女性にカーミラがそっくりだと気づく。2024/03/02

まさ☆( ^ω^ )♬

15
「カーミラ」の新訳を読みたかったので購入。訳者違いで4度目位の読書だったせいもあってか、とても読み易く感じた。何度読んでも面白い。「シャルケン画伯」「緑茶」は読んだ事があったが、他は多分初読。いずれも面白い。レ・ファニュの作品をもっと読みたいと思うのだが、新刊では中々手に入らぬようだ。怪奇もの、ホラーものは名作でも絶版になってるのが多いので残念です。2024/01/11

10
代表作「カーミラ」の新訳を含む英国作家レ・ファニュの傑作選。「シャルケン画伯」「緑茶」「クロウル奥方の幽霊」「カーミラ」の四編は平井呈一訳で既読済みでした。初読みのデビュー作「幽霊と接骨師」は他の収録作とは印象が大違いの幽霊コメディ? もう一編「チャペリゾッドの幽霊譚」は後者は実話怪談を三話集めたという構成ですが、それぞれのエピソードに繋がりがないのは何だか薄味。そして、本書の白眉は全三十ページ(!)の解説。著者の有名なエピソードが出典を挙げて考証されており、とても参考になったのであります。星5つ。2023/12/13

あくび虫

8
さすが南條先生…抜群の読みやすさです。はっきりすっきり快適に読めます。怪奇小説の面白さは、微妙な質感だとか手触りなんかだと思いますが、レ・ファニュの味わいは唯一無二で麻薬的。好き。「チャペリゾットの幽霊譚」が特に好みでした。――以前「緑茶」を読んだとき、オチの意味がよくわからず、自分の読解力の問題かと思いましたが、そういうわけではないと判明。一体レ・ファニュは緑茶をなんだと思っていたのか、気になるところです。2024/07/03

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