光文社文庫<br> 銀の夜

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光文社文庫
銀の夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334101268
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

女子校時代に少女バンドを組んでメジャーデビューした3人の女性。30代半ばとなった現在、人生のピークは10代だったと懐かしむ毎日を送っている。夫に浮気されたり、自らの見果てぬ夢を娘に託したり……など、日常は冴えない。そんな毎日にひょんなことからあるミッションが舞い込み、3人はまた図らずも力を合わせることに……。人生と本当に向き合い始めた大人女性たちの「生きる手応えとは?」を描いた話題作。

内容説明

女子高生バンドを組んで、一時売れっ子となった過去を持つちづる、麻友美、伊都子。三十五歳となった現在は、人生のピークは十代だったと自虐的に懐かしむような受け身の毎日を送っている。そんなある日、伊都子の切実な願いに応えるようにして三人はまた力を合わせることに…。人生と本当に向き合い始めた大人女性の「生きる手応えとは?」を描いた話題作。

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’90年「幸福な遊戯」で「海燕」新人文学賞を受賞しデビュー。’96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、’98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で’99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、’03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、’05年『対岸の彼女』で直木賞、’07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、’12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、’21年『源氏物語』で読売文学賞研究・翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

538
なるほど、ちょっと上を目指した奥様をターゲットにした雑誌掲載のこちら、ね。三者三様の人生を生きる幼ななじみ女性3人。こういう女性たちの人生を対比させ、少しずつこじらせて描くことにおいては、角田さんの右に出るものはいまい。みんなそれぞれ不満を抱えながら、でも「お隣さんよりはマシ」とだましだまし生きている。そうするしかない。派手なところはないが、女性読者ならば自分なりの着地点を探して読み終えることのできる作品。2024/11/27

aoringo

85
高校生のガールズバンド時代の頃からの親友三人組。周りの大人の言われるがままがだった時の青春時代。あれから数年、結婚し子供ももうけ、順調な日々を送っていると思われている日々。こんな我儘聞いてくれるの、なんだかんだ言って学生時代の親友たち以外にない!マザコンのわたしは号泣してしまいました。角田さんの作品はこういう、不意打ちがあるから油断ならない。まんまと嵌められてしまいました!仲良し三人組の絆、独り者の私にも響きました。皆さんの感想も聞いてみたい!2024/10/21

ピース

48
高校生の時にバンドを組んでた3人も今は35歳になっていた。この位の年齢なら確かに自分の人生はこのままでいいのだろうか?という得体の知れない不安にかられることがある。しかし何をすればいいのか分からなくて余計に焦る。正にそんな3人だが、このうちの一人の伊都子の母親の死によってその不安が吹っ切れるというのは予想外だった。2024/02/26

エドワード

38
中学高校の同級生、ちづる、麻友美、伊都子は15歳の時にバンドデビューし、高校を退学になった経験を共有する親友だ。35歳の今、夫と離婚寸前のちづる、娘をタレントにしたい麻友美、翻訳家の母との愛憎に悩む伊都子の三者三様の人間模様。風景や季節の移ろいを交えて描く心理描写が相変わらず素晴らしい。虚ろな毎日、「十代が人生のピーク」と感じていても、三人の日々は写真集やイラスト展へと結実する。後半は癌に冒された伊都子の母への思いが炸裂する。「母に海を見せたい」三人はある行動に出る。イノセンスを失わない女性たちの輝き。2023/12/07

ちーちゃん

26
とてもよかった♡あとがきによれば、この作品は角田さんが2005〜2007年雑誌連載を纏めた校正刷りを放置したまま…2020年に刊行。同級生3人の物語は、作家自身が忘れてる間も勝手に意思を持って続いているようで修正できなかったという…不思議で温かくヒネクレテ素直で(笑)やっぱり角田さんイイなぁと改めて思った☆高校時代、一緒に特殊な体験をした3人は35歳になった、過去をどう捉えるか今にどう繋がってるか3人3様…再び力を合わせていく終盤、キラキラした海がみえるようだった✨それぞれの心の声にウナッテ笑えてウルウル2024/05/31

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