光文社新書<br> 日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか

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光文社新書
日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 336p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334100919
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C0234

出版社内容情報

かつての日本企業が抱いていた「お金より人が大事」という考え方は決して理想主義ではなく、実利に適ったものであり、それこそがビジネスを?栄に導く強みであった。しかし、日本企業はいつしか人より金に走り、アメリカ式の経営を表層的に真似し、低生産性と低賃金の低空飛行に陥った。どうすれば、この「負のスパイラル」を抜け出せるのか? 東大史上初の経営学博士にして平成生まれの慶大准教授が放つ、渾身の日本企業再生論。

内容説明

かつての日本企業が抱いていた「お金より人が大事」という考え方は決して理想主義ではなく、実利に適ったものであり、それこそがビジネスを繁栄に導く強みであった。しかし、日本企業はいつしか自らの強みを捨て、「ヒトよりカネ」に走り、アメリカ式の経営を表層的に模倣し、低生産性と低賃金の低空飛行に陥った。なぜ、日本企業は自らの強みを手放してしまったのか。どうすれば「負のスパイラル」を抜け出せるのか。そして、再び同じ轍を踏まないために何をすべきか。事例や理論の研究知見が示すものとは。東大史上初の経営学博士にして平成生まれの慶大准教授が説く、渾身の日本企業再生論!

目次

序章 日本の経営をめぐる悲観論は正しいのか
第1章 逆輸入される日本の経営
第2章 実践一辺倒の日本、コンセプト化のアメリカ
第3章 経営技術をめぐるグローバル競争時代を生き抜くために
第4章 長年にわたる日本企業の強みもメイド・イン・アメリカに?
第5章 最新シミュレーションで日本の経営技術をよみがえらせる
第6章 コンセプト化とグローバル競争の先にある未来

著者等紹介

岩尾俊兵[イワオシュンペイ]
慶應義塾大学商学部准教授。1989年佐賀県生まれ。東京大学大学院経済学研究科マネジメント専攻博士課程修了、東京大学史上初の経営学博士号を授与され、2022年より現職。組織学会評議員、日本生産管理学会理事を歴任。第73回義塾賞、第36回・第37回組織学会高宮賞、第22回日本生産管理学会賞、第4回表現者賞等受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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belalugosi6997

19
私がミクロ経済学の経営学・経営技術・経営管理の知識を習得していれば、この著書はとてつもなく秀逸になっていただろう。ミクロ経済版自虐史観(この著書では似非世界標準経営)からの脱却。著書のキーワードはジェフ・ベゾスAmazonCEOのカイゼン、逆輸入による改悪(日本式経営の強みを捨て、似非世界標準経営を取り入れ衰退する)。マクロ経済なら財政出動を!と提言するが、ミクロ経済でも致命的な過ちを犯しているのには言葉を失った。「海外では〜」に警告する、「それ、日本式ですよ。海外では日本式経営を虎視眈々と学んでますよ」2024/10/25

koji

15
著者の主張を分解して要約すると、①日本企業は世界に先駆ける経営技術を数多く生み出してきた、②それにも関わらず、その技術が文脈に深く依存した濃密なコミュニケーション故に、コンセプト力(抽象化・モデル化)が弱く、その技術を世界に売り込むことができず、経営技術のグローバリゼーションに後れを取った、③しかし、日本にしかできないコンセプト化された経営技術はあるはずで、これを追究していけば日本発のプラットフォームが世界に輸出でき、日本は逆襲できるというもの。この総論に異存はありませんが、一寸異論が(以下コメント欄)2025/02/11

まゆまゆ

15
昭和というインフレ化では「カネよりヒト」が価値創造の主役だった。海外ではむしろ日本型経営の技術を取り入れようとしていたが、平成ではデフレによってカネ優位になって「ヒトよりカネ」が明確になり、さらにグローバル化という言葉に惑わされ、強みを捨て弱みを取り入れる結果に。今こそかつての日本型経営を取り戻せるか…2024/02/21

ほし

13
海外起点だと思われている経営技術には少なからず日本由来のものがあるが、それと知られず日本に逆輸入されることにより、寧ろ経営に悪影響を与えている。そのような事態が起きた理由は、日本企業が文脈に依存したコミュニケーションを強みとしていたため、経営を抽象化・コンセプト化することを組織として行なってこなかったことによる。もっとコンセプト化による経済的価値に目を向けるべきだ…というのが本書の論旨になります。個人的には筆者の主張に共感できる点もあるものの、ややパワープレイが目立つようにも感じられ、評価の難しい一冊。2023/11/12

Iwata Kentaro

9
経営は素人なので本書の是非は知らない。が、「カイゼン」は日本というよりトヨタ独自の方法でほとんどの日本組織(医療系含む)はカイゼンできてないのでは。2023/12/03

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