光文社未来ライブラリー<br> 詐欺師入門―騙しの天才たち、その華麗なる手口

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光文社未来ライブラリー
詐欺師入門―騙しの天才たち、その華麗なる手口

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334100872
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0130

出版社内容情報

カモの携行する金をだまし取る「ショート・コン」から、大がかりな舞台演劇のごとき「ビッグ・コン」まで、20世紀初頭にアメリカの都市で発展した信用詐欺の多彩な手口を紹介し、詐欺師たちの驚くべき生態に迫る。その手口のほとんどは時代とともに廃れたが、詐欺の根幹をなしている心理的な騙しのテクニックは、現代的な詐欺の多くにも引き継がれている。映画『スティング』の元ネタとなった名作、ついに文庫化。悪用厳禁!

内容説明

“おとり”はカモに親しげに近づき、“インサイドマン”と共謀して、確実な金儲けを持ちかける。カモの欲望が目一杯まで掻き立てられると、カモはみずから大金を工面して持ってくるが、そこで悲劇が起こり…。旅行者の持ち金を騙し取る“ショート・コン”から、舞台装置のように複雑で、地元警察への根回しまで仕組まれた“ビッグ・コン”まで、信用詐欺の様々な手口を紹介。映画『スティング』のネタ本としても知られる名著。

目次

第1章 「信用詐欺師」の醍醐味(カモのほうから札束を差し出す―これこそ「詐欺」という芸術)
第2章 舞台装置をつくる(念入りに準備された架空の劇場「ビッグ・ストア」は最高の稼ぎ場所)
第3章 カモの“欲”につけ込む(騙したことにも気づかれない、「ビッグ・コン」三つの華麗な成功例)
第4章 カモを分析する(巧みな「おとり」のテクニックに見るいいカモの見分け方、引っかけ方)
第5章 一流になるための条件(この世界で成功する鍵はセンス、演技力、そしてやる気)
第6章 日常生活の送り方(いつも魅力的な紳士を演じ、スマートな生き方を心がける)
第7章 いざというときの保険(“金を掴ませる”のが最良の方法―フィクサーを通して安全を買う)
第8章 小銭もマメに稼ぐ(大仕事の合間の貴重な収入源「ショート・コン」こそ基本)
第9章 専門用語に精通する(仲間意識を育み、仕事を円滑化―この世界の隠語を身に付ける)

著者等紹介

モラー,デイヴィッド・W.[モラー,デイヴィッドW.] [Maurer,David W.]
1906年生まれ。言語学者。とくに犯罪と犯罪者の言葉についての研究で知られる。1937年から1972年までルイヴィル大学教授。1940年に初版が刊行された本書は、のちに映画『スティング』のネタ本となった。1981年没

山本光伸[ヤマモトミツノブ]
翻訳家。出版社、柏艪舎代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ともブン

11
原著の初版は1940年。言語学学者の根気強いリサーチによって書かれた様々な詐欺の手口。誰もが持つ小狡さや泡金の誘惑を餌に大金を巻き上げていく詐欺師たち。被害者に同情的だったのに、読み進めるうちに騙される方が悪いという見方が強くなっていく妙。欲に塗れた被害者たちが綺麗に蓄財してきたとは思えないからか。舞台装置と役者たちが目の前に繰り広げる現実としか思えない罠。自分だけのために演じられた劇と思えば一見の価値アリ?ただし観覧料は高くつくけれど。そして世に盗人の種は尽きまじ。手を変え品を変え今もなお詐欺は健在。2024/04/08

よっしー

6
1940年に初版が刊行されたとのことなので、かなり昔の事例ばかりだ。なので詐欺の手口自体は現代では通用しないものが殆どだろう。しかしながら、騙される人は昔も今も変わらないということ。全くの善人でもなく、悪人でもない、しかし状況が整えば誰かを騙してやろうと思うタイプの人間。残念ながら、世の中の大半の人間は、機会さえあれば誰かを騙す側に付くものだということがよく分かった。次々と詐欺の手口を開発する者は相当に頭のいい人物、起業家として世に名を馳せるか、それとも悪人として暗躍するかは紙一重だとつくづく感じた。2025/02/14

ナリボー

6
5/10 内容はさておき、翻訳本にありがちなまどろっこしさの悪いところがかなり出ていて個人的に合わなかった。2024/08/01

ぽぴ

4
1940年代アメリカの信用詐欺について書かれた本…の復刊版。言語学者の人が書いたものだけれども、人間心理的な話が多分に含まれている。 こうやって人は騙されるんだなぁとか、会ったばかりの人の信頼を勝ち取る方法だとか、現代にも通じる内容が沢山。2024/12/08

4
原著は古いけれど、今でも引っかかりそうな手口がたくさんある。浅田 次郎氏の『極道放浪記』(幻冬舎文庫)、『初等ヤクザの犯罪学教室』(幻冬舎文庫)にも、同類の手口がでていましたね。2023/11/01

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