出版社内容情報
木戸番小屋を町内の女房が訪れ、亭主が夜中に徘徊すると話し、次の日にその亭主が訪れ、息子の徘徊に困っていると話す。妙な相談に頭を捻る杢之助、謎を解けるか? そしてその騒ぎが一転、平穏な門前町に触手を伸ばす悪党が訪れ、杢之助を悪事に誘う! 干物問屋の家内騒動につけ込み、袖ケ浦の船上で企まれた卑劣な狂言とは?
内容説明
泉岳寺門前町の木戸番杢之助の元には、今日も町内から奇妙な相談ごとが持ち込まれて大忙し。そんな中、町に触手を伸ばす三人組の悪党が訪れ、杢之助を悪事に誘う!江戸府内の干物問屋の家内騒動につけ込み、袖ケ浦沖合の船上で企まれた卑劣な狂言とは。杢之助は知略を巡らせ、町の平穏を守り通すことができるか。還暦間近の杢之助が隠れ成敗。大人気シリーズ!
著者等紹介
喜安幸夫[キヤスユキオ]
1944年生まれ。兵庫県姫路市出身。’98年『台湾の歴史』で第7回日本文芸家クラブノンフィクション賞受賞。2001年『はだしの小源太』『身代わり忠義』などで第30回池内祥三文学奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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