出版社内容情報
もと町同心の優之進と愛妻のおはるが「晴や」を開店して初めて迎える夏。二度、子どもを流産しているおはるのお腹には、待望のややこが宿っていた。江戸の季節の味と市井の人々の人情に心あたたまる、好評シリーズ第二弾!
内容説明
もと町同心の優之進と愛妻のおはるが「晴や」を開店して初めて迎える夏。常連も増え、二人もだいぶ町人が板についてきた。かつて幼い娘を亡くし、次にできた子を流してしまったおはる。そのお腹には新しい命が宿っていた。秋からは赤子の泣き声が加わって、晴やはもっと賑やかになる―。江戸の季節の味と市井の人々の人情に心あたたまる、好評シリーズ第二弾。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学大学院中退。草創期の幻想文学会に参加。’87年『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。その後、ブランクを経て、’97年『百鬼譚の夜』で本格デビュー。幻想小説からホラー、ミステリー、時代小説まで、幅広いジャンルで、独創的な作品を発表し続け、俳句や翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なお
8
のどか屋と重なる。これも好きだけど。2023/11/14
陽ちゃん
7
シリーズ2作目おはる優之進夫婦の間に新しい命が。今度は無事に育つと思いたいですね。そして、黒猫がやってきて黒兵衛として晴やの看板猫に。のどか屋を彷彿とさせる流れですが、交わったりするのでしょうかね?2023/11/28
kmzwrs5781
3
ほぼほぼ、のどか屋第二弾。十手預けのくだりも出てきてさらに(笑)美味しそうな料理と江戸庶民の細々とした問題や悩みに寄り添う料理屋のほのぼのストーリーでまだシリーズ続きそう。のようなので、のどか屋からどう離れるかちょっと期待を。2024/07/21
ちゅるふ
1
猫来た。十手来た2023/10/13