出版社内容情報
2023年、岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」の検討を表明した。年々進み、一向に改善されない未婚化と少子化。真の原因はどこにあるのか。「恋人は欲しくない」「恋愛は面倒」と考える若い人が増える一方で、「いずれは結婚したい」とする声も多い。また、いまや男性の半数近くが女性に「経済力」を、女性の九割以上が男性に「家事・育児能力や協力」を求める時代だ。「共創結婚」の重要性を多方面から検証・提案する。
内容説明
本書では、「結婚には恋愛が必要だ」という呪縛から人びとを解放する必要性を説き、若者の「恋愛離れ」を受け入れたうえで、「結婚に恋愛は要らない」とする新たな「共創結婚」の重要性を多方面から検証、提案する。
目次
第1章 なぜ「恋愛」「結婚」しないのか(少子化対策の遅れと「恋愛結婚の終焉」;「結婚しない(できない)」の正体
「恋愛しない(できない)」の正体)
第2章 ロマンティック・ラブ幻想史(欧米で誕生した「ロマンティック・ラブ」;日本の「ロマンティック・ラブ幻想史」;細く長く続く「共創」という感情)
第3章 恋愛常識の落とし穴(愛はなぜ冷めるのか;人類の進化とパートナー選び)
第4章 恋愛結婚とコスト(婚活の落とし穴;「ただ一人」の相手を見つけるために)
第5章 経済格差と社会通念の壁―「共創結婚」に向けた24の提言(経済格差の壁を越える;社会通念の壁を越える)
著者等紹介
牛窪恵[ウシクボメグミ]
世代・トレンド評論家。立教大学大学院(MBA)客員教授。経営管理学修士。大手出版社に勤務したのち、2001年4月にマーケティング会社インフィニティを設立、同社代表取締役。著書を通じて世に広めた「おひとりさま」(’05年)、「草食系(男子)」(’09年)は新語・流行語大賞に最終ノミネートされる。テレビのコメンテーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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山口透析鉄
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
GAKU