出版社内容情報
私たちの生活を豊かにする経済政策は、どれだろう。それを見極めるためには、実際の経済現象を正しく理解しなければならない。ところが、新聞・テレビなどの大手メディアやSNSでは、間違った理解に基づく報道・情報が大手を振ってまかり通っている。また国会議員はおろか、一部の経済学者でさえも、おかしな論を垂れ流している。本書では、経済学の基礎的な知識を学び、経済現象を正しく理解するための「道しるべ」を示す。
内容説明
私たちが暮らす経済社会は、民間活動からなる市場経済と、それを補完・修正する国家活動とで構成されている。重要なのは、国家による補完・修正が、私たちの生活を豊かにし、厚生を増大させることができているかという点である。それを見極めるためには、実際に起きている経済現象を正しく理解しなければならない。ところが、新聞・テレビなどの大手メディアやSNSでは、間違った理解に基づく報道・情報が大手を振ってまかり通っている。本書では、経済学の基礎的な知識を学び、経済現象を正しく理解するための「道しるべ」を掲示する。
目次
第1章 経済学を学ぶ効用
第2章 政治と経済
第3章 官僚政治と政治主導
第4章 選挙と経済政策
第5章 非主流派経済学
第6章 主流派経済学
第7章 リフレ政策とは何か
第8章 経済学者の人物像
第9章 誤解される経済現象1―企業の内部留保と上がらない賃金
第10章 誤解される経済現象2―新自由主義・市場原理主義・自由放任・格差
第11章 誤解される経済現象3―円高・円安、国際収支
第12章 誤解される経済現象4―財政破綻、金融緩和、ハイパーインフレ
著者等紹介
岩田規久男[イワタキクオ]
1942年生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院単位取得満期退学。学習院大学経済学部教授などを経て、2013年4月から5年間、日本銀行副総裁を務める。上智大学名誉教授・学習院大学名誉教授。専門は、金融論・都市経済学。深く確かな理論に裏づけられた幅ひろく鋭い現状分析と政策提言は、つねに各界の注目を集めている。著書に『土地と住宅の経済学』(日本経済新聞社、第18回エコノミスト賞受賞)、『昭和恐慌の研究』(編著、東洋経済新報社、第47回日経・経済図書文化賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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