出版社内容情報
北勢の老舗造り酒屋で殺人事件が起こった。
蔵主の生首が酒蔵で見つかり、胴体は屋敷で布団に寝かされていたという。
酒造には、門外不出の酒米とその米を材料にした地域を代表する銘酒がある。繁盛を妬んだ同業者の仕業なのか?
一方、この酒造には奇妙な言い伝えがあった。一族は妖怪・抜け首の血を引くというのだ。
人形師・巽藤子は、頼まれもしないのに事件に首を突っ込むが……。
謎が謎を呼ぶ長編ミステリ!
内容説明
三重県の四日市で江戸時代から続く老舗造り酒屋・加賀屋酒造の創業者一家に、殺人事件が起こった。生首が酒蔵で見つかり、胴体は屋敷で布団に寝かされていたという。加屋賀酒造には、門外不出の酒米・間歩守とその米を材料にした地域を代表する銘酒・間歩錦がある。繁盛を妬んだ同業者の仕業なのか?一方で、この酒造には奇妙な言い伝えがあった。創業者は妖怪・抜け首の血を引く一族だというのだ。酒造を訪れていた人形師・巽藤子は、頼まれもしないのに事件に首を突っ込む。まるで、因果の歪みに魅せられているように。欲望と因習、秘められた悪事と捻れた殺意。謎が謎を呼ぶ長編ミステリ!
著者等紹介
白木健嗣[シラキケンジ]
1989年、三重県四日市市生まれ。愛知淑徳大学文化創造学部卒業。日本マイクロソフト株式会社勤務。2021年、『ヘパイストスの侍女』で島田荘司選第14回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞。’22年に同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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