出版社内容情報
不妊治療クリニックで胚培養士として働く長谷川幸。子供の頃から虫メガネにはまり、小さな世界、そこに息づく命に魅了されてきた。受精卵と向き合い、命の誕生を願うこの仕事を天職だと思っているが、実は幸自身も出生に秘密を抱えていたーー。4組に1組が不妊治療をし、14人に1人が体外受精で生まれる世界に揺蕩う、報われない挑戦、人生の選択、それぞれの幸せ。生殖医療にかかわる人間たちの葛藤と希望を描く書下ろし長編。
内容説明
不妊治療クリニックで胚培養士として働く長谷川幸。子供の頃から虫メガネにはまり、小さな世界、そこに息づく命に魅了されてきた。受精卵と向き合い、命の誕生を願うこの仕事を天職だと思っているが、実は幸自身も出生に秘密を抱えていて―。報われない挑戦、人生の選択、それぞれの幸せ。生殖医療にかかわる人間たちの葛藤と希望を描く書下ろし長編。
著者等紹介
本山聖子[モトヤマセイコ]
1980年鹿児島県生まれ、長崎県育ち。東京女子大学卒業後、児童書・雑誌の編集に従事。2017年「ユズとレモン、だけどライム」で、小説宝石新人賞を受賞。2020年乳がんに罹患した若い女性たちを描いたデビュー作『おっぱいエール』で注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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