出版社内容情報
新宿署生活安全課の刑事・鮫島が射殺現場を目撃。公安、ヤクザ、北朝鮮、国際犯罪者、さらに妖しい美女らの欲望と陰謀が蠢く。
内容説明
孤独の中、捜査に没入していた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、北新宿のヤミ民泊で男が射殺されるのを目撃した。新上司・阿坂景子は鮫島に、新人刑事・矢崎と組んでの捜査を命じる。その殺人の背後には、公安、ヤクザ、北朝鮮、国際犯罪者、さらに謎の美女らの欲望と陰謀が幾重にも絡み合っていた。捜査を進める鮫島は謎の獲物を巡る彼らの苛烈な“争奪戦”に巻き込まれていく―。冒頭からラストまで一気読みの、哀愁、感動、痛快さと緊迫感あふれる圧倒的な傑作長編!
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年生まれ。愛知県名古屋市出身。慶應義塾大学中退。’79年第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。’86年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞受賞。’91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞と第44回日本推理作家協会賞長編部門受賞。以後「新宿鮫」シリーズは『毒猿』『屍蘭』『無間人形』(’94年第110回直木賞受賞作)『炎蛹』『氷舞』『風化水脈』『灰夜』『狼花』(2007年日本冒険小説協会大賞)『絆回廊』(’12年日本冒険小説協会大賞)と続き、作家生活40周年を迎えた’19年に『暗約領域 新宿鮫11』を刊行しベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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matsu