出版社内容情報
雄大な関門海峡が広がる門司、下関、そして小倉を舞台に、刑事・道原伝吉が謎に迫る! 旅情とミステリーが交錯する大人気シリーズ。
内容説明
北九州の一家が三世代にわたって見舞われた不審死。時を超えて連なる事件に刑事・道原が迫る!北穂高岳を登山中、シングルマザーの門島由紀恵が落命した。鑑識の報告で何者かに殺されたことが判明し、松本署の道原伝吉は殺人事件として捜査を開始。現場付近にいた登山者への聞き込みで不審な単独行の男性が浮上する。さらに由紀恵の元夫・竹川実の姿は都内の住居になく、勤め先も辞めていた。疑念を胸に道原は二人の故郷・小倉へ。由紀恵の知人らの証言から、彼女の父親だけでなく、祖父までもが関門海峡近くで不審な死を遂げていたことを知る。三世代続けて遭った事件に関連はあるのか!?
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
長野県生まれ。1980年に短編「九月の渓で」で、第3回「小説宝石」エンタテインメント小説大賞を受賞してデビュー。長野県警の刑事・道原伝吉や、山岳救助隊員・紫門一鬼、旅行作家・茶屋次郎など、人気のシリーズ・キャラクターを生み出し、山岳ミステリーの第一人者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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