Kappa novels
長い廊下がある家

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334077105
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

廃村に迷い込み、辿り着いた“幽霊の出る”家。そこには、隣の家と地下で繋がる、長い長い廊下があった。一方、老夫婦の住む屋敷の離れには、ネズミ講で多くの人を騙し、かろうじて収監を免れた男が転がり込んでいた。あまり使われなくなった別荘では、事故とも自殺ともつかない転落死体が発見され、三つのコップの一つには、トリカブトの毒が入っている―。多彩な事件、鮮やかな解決、わだかまる人間心理の闇。苦味も極上の本格推理傑作集。

著者等紹介

有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年大阪府生まれ。’89年、『月光ゲーム』でデビュー。2003年、『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞を受賞。’08年、『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。現代本格ミステリの代表的な書き手として、精力的に作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソラ

30
やっぱり火村先生シリーズはいいなぁ。初めて推理小説で読んだのがこのシリーズ。これから読まなかったら推理小説にハマることは無かったかも2012/12/30

ホームズ

26
火村のシリーズは安定して面白いとは思いますが大きな驚きや興奮も無くなってきている気がする。もう少し工夫が必要になってきている気もするな~。『天空の眼』のようなアリスが頑張ったりお隣さんとの関係だったりたまに出してくるといいな~(笑)2012/08/26

sipey

17
「ロジカル・デスゲーム」は有名な『モンティ・ホール問題』を上手く使ったなという感じでした。「天空の眼」のアリスの活躍は嬉しかったです。表題作は金田一少年とかにありそうな感じでしたね。「雪と金婚式」は心暖まる展開でした。2015/09/16

みお

17
『雪と〜』のみ再読。「いつもとは違うこと」ってなんだろう!とわくわくしてたら、なるほど〜。これは珍しい。たまにはいいね!表題作、本格ミステリの○○は好みじゃないけど、たった一つの物証から推し進める論理は素敵。『ロジカル〜』の火村先生のかっこよさに惚れ直し。なにこのすてきなひとたまらん。数学苦手というか無理、○○学(一応伏せ)ちんぷんかんぷんな私、なんとなくわかったかもしれないかもしれない…状態ですが、ロジカルな本格(有栖川さん談)、とてもおもしろかったです。※コメント欄はちょっとネタバレ2012/09/04

aquamarine

16
いつもの二人を思うと、アリスだけしか出てこない回があったり、ちょっと掛け合いが物足りない気がしないでもありません。またいつもとはちょっと毛色が違うものが多いのですが、二人はやはりそれぞれ「らしい」ので安心して読めます。表題作はアリスの謎解きに笑ったのですが自分も違ってました…。「ロジカル・デスゲーム」はすごく緊張しました。火村先生もこんなに緊張する10秒はなかったでしょう。見事としか言いようがないです。この問題は知っていて理論的にもわかるのにそれでもいつもなんだか騙されているような気がするのです。2013/02/23

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