内容説明
鎌倉幕府三代将軍・源実朝が京の雅に傾倒していく一方、朝廷では後鳥羽上皇が武芸を奨励し、武力強化を図る。武士の都・鎌倉を守らんとする北条政子・義時姉弟と実朝の間には、暗い溝が広がって…。牛若天狗に憑依された義時は、政子の思惑を超えて動きだし、やがて実朝をもその魔手にかけようとするのだが―!!水鳴太夫と結ばれた陰陽師・鬼一法眼とその息子・龍元の元にも、生命の危機が迫る!主である安倍泰俊との積年の因縁、その結末は!?大絶賛鎌倉陰陽絵巻、怒涛の書下ろし第七弾!圧巻の大団円。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuna Ioki☆
6
1869-89-102021/08/02
みっくん
0
史実から離れないせいもありますが、なんか、あっけない終わり方でした。最初の頃の法が面白かったな。2017/05/24
tanuki
0
面白かった、これ以後陰陽師ものを書いておられないようで残念2016/11/02
たかむら
0
ようやく終わった。最後の方になって駆け足気味で、少々強引に終わられた感じで、無理やり大団円にしたよう。続けようと思えばまた続編も書けるようにしているところが、少しズルいかも。 ところどころに入るウンチクも、必然性を感じられず、話の流れをせき止めてしまっている感があった。それでも、ついつい読み進めてしまっていたのは、やはりストーリーとして面白いからだと思う。あとがきで太平記の時代をマイナーと書かれていたが、そうなのか?と素朴な疑問。 続編はともかく、新しい時代背景で新しいキャラクターのものを読みたいと思う。2013/03/30
mercury
0
なんか盛り上がりに欠ける。取りあえずあちこちの懸案を片付けたという感じ。特に泰俊に関しては脱力した。2012/06/23