内容説明
片山と石津は、殺人容疑で東良二と言う青年を逮捕する。東の妹・美咲は有能な弁護士を雇おうと考えるが、まだ女子高生の彼女にそんな資金はない。親は世間体を考えて見て見ぬふり。そこで美咲は、良二の弟分の助力を得て、偽装誘拐を計画する。ところが、政治家と愛人、元スリの娘とその恋人の政治家秘書など、様々な人の思惑が入り乱れ、事件は思わぬ方向に展開して…!片山兄妹とホームズは、事件を解決できるのか。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。『幽霊列車』で第15回オール讀物推理小説新人賞、『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞を受賞。著作は450冊を超え、ミステリー小説を中心に、その創作活動は多岐にわたる。2005年には、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ガラシャ
9
4月から連ドラで三毛猫ホームズが題材になるのでひさしぶりに三毛猫シリーズをよみました。2012/03/07
事務所ひとり
6
二人の政治家は、やむを得ないが、克っちゃんは、一番気の毒です。ホームズ、それは、どうにかならなかったのかと聞きたい。2010/09/27
ぴーとろ
2
小学生の頃に三毛猫ホームズシリーズを知り合いが読んでいたので、この年になって改めて読んでみた。たしかにこれは子供向けだな...。記憶の中にあるズッコケ3人組的なテイストな気がした。本をこれまで一冊も読んだことがない人には読みやすくていいのかもだが、内容が薄いなというのが個人的な素直な感想。ただ、登場人物もごちゃついている印象があった。こんなに人いるか?2024/03/24
松(マツ)
1
いくつもの思惑が入り組んで、全体的にドタバタした印象でした。そして、憎めないキャラクタがアッサリ死んでしまうところもちょっと残念です。しかし、サクサク読める軽快な文章と、複雑に入り組んだストーリーがするすると解決していく気持ちよさは、流石は赤川次郎さんだなと思いました。晴美さんはどんどんたくましくなっていくなぁ…。シリーズ最初のお話でのキャラが嘘みたい。2015/10/12
とろ
1
本のタイトル通り、危険な火遊びでした。 さくっと読めていいと思います。2013/10/28