Kappa novels
キルケーの毒草

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  • サイズ 新書判/ページ数 528p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334076023
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

作家・鳥部林太郎は、行方不明になった知人の手がかりを求めて、好事家として名高い桐嶋男爵の邸を訪れる。折しも、男爵邸では晩餐会が催されていた。飛び入りで参加する鳥部。しかしそれは、おそるべき連鎖殺人の幕開けだった。大正デカダンスの濃密な薫りと漆黒の闇に紛れて、死体は消え、怪人は暗躍する。新進推理作家が驚くべき飛躍を遂げた、衝撃の傑作。

著者等紹介

相原大輔[アイハラダイスケ]
1975年福岡県生まれ。2003年『首切り坂』がKAPPA‐ONE 2nd Seasonに選ばれた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たこやき

4
かなり盛り沢山な内容。何重にも重なって起きた事件、という形で、1つの解決を見てもまだ全く全容が見えてこない、という多段構成はかなり読み応えあり。ただ、ちょっと毒殺に関する蘊蓄とかが多く、長大過ぎるかな? とも感じた。でも、十分に面白かった2010/02/10

2
カッパ・ワン受賞作『首切り坂』の続編。明治奇譚風味だった前作から一転、実話怪談風の導入部から始まって、中近世西洋オカルト趣味な華族一家で起こる惨劇を描いた大正デカダンスな本格ミステリであります。長い! とにかく長い! 小さい文字で二段組だし、前作比ボリューム倍増どころか、実質的には3~4倍増はあるのでは? 舞台設定は雰囲気たっぷりで上々だったものの、関係者各人の思惑が複雑にからみあった真相は、偶然があまりにも多すぎるし、殺人狂がいっぱいだしで、ひと通りの説明はついているとはいえ釈然としない……。星3つ。2023/07/12

浅木原

1
ミステリとしてよりも、個人的には冒頭のホラー短編的なエピソードのが印象深い。この人ホラーの方が向いてたんじゃないかなぁ。2005/02/20

ホームズ

1
ホラーっぽかったけどいいんじゃないかな(笑)2006/01/13

かつりん

0
まさにジャケ借り。読んでも読んでも終わらず、長かった。京極先生の様な雰囲気もあって好きだけど、とにかく長かった(笑)2017/12/31

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