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カッパ・ノベルス
完全犯罪に猫は何匹必要か?

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  • サイズ 新書判/ページ数 339p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334075347
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

回転寿司チェーンを経営する資産家・豪徳寺豊蔵が殺された。犯行現場は自宅のビニールハウス。そこでは、十年前にも迷宮入りの殺人事件が起こっていた…。豊蔵に飼い猫の捜索を依頼されていた探偵・鵜飼杜夫と過去の事件の捜査にも関わっていた砂川刑事がそれぞれの調査と推理で辿り着いた真相とは!?十年の時を経て繰り返される消失と出現の謎!すべての猫は、殺人のための装置だったのか。

著者等紹介

東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年、広島県尾道市生まれ。岡山大学法学部卒。公募アンソロジー『本格推理』『新・本格推理』(ともに光文社文庫)への参加を経て、2002年、『密室の鍵貸します』が「Kappa‐one」第1弾に選ばれ、デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

55
金持ちから依頼された三毛猫の探索。 鵜飼はいつものように流平や朱美と捜索するが、なぜか依頼人が殺される事態に。 家には招き猫がおり、多数の猫が登場する猫尽くしの3作目。 事件現場の奇怪さは中々で、なぜか巨大な招き猫が置かれている状態。 さらに2件目の殺人現場では、死体に味噌汁という組み合わせ。 ある種のバカミスも感じられるが、ユーモアも相まって楽しく見られる。 今作は砂川警部のミステリも冴えていたが、ドジっぷりも拍車がかかっているのが笑える。2022/05/26

σ(-。-)

27
あれ?猫は何匹必要なのかな?本当に、完全犯罪だと、探偵の出る幕がないだろうし、謎のままって事かな? 今回は猫がジャレてるかのよーな、のんびりした作品。時々、猫じゃらしが乱入するけど。2013/05/10

くまんちゅ

17
今作の事件は主に砂川警部の推理で解決。十年前のビニールハウスのトリックは一度読んだだけではピンとこず、読み返してみて納得でした。今作はトリックや探偵たちのやり取りだけでなく、三毛猫や招き猫のうんちくがなかなか面白かったです。まあでも著者によると招き猫の由来などは諸説入り乱れているということなのでどこまでホントなのか分かりませんがw2013/12/23

ちゃちゃ

16
もっと猫さんがたくさん出て来るのかと思いましたが・・・。でも,探偵さんたちが自由人だったし,猫さんたちものびのびしててよかったということで。2015/12/30

くまんちゅ

15
再読。三毛猫や招き猫に関するうんちくも楽しめるミステリ。そのうんちくが殺人の動機に大きく関わってきます。それにしてもあの人の殺人に使用された凶器にはびっくり。東川さんの作品は思わぬところに伏線が張られているので読んでいるほうも油断できませんね。2017/07/15

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