カッパ・ノベルス
青葉の頃は終わった

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334074913
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

「ねえ、知ってる?瞳子が死んだんだって」瞳子は孤高の存在で、ガラス細工の天使のようだった。繊細で儚げで、他人を魅了する少女に見えた。彼女のことが、可愛らしくて、愛おしくて、腹立たしくて、憎らしくてたまらなかった。死後に届いたハガキには「私のことを殺さないで」とあった―。彼女の不在と、ぼくたちの季節の終焉。ほろ苦い青春ミステリー。

著者等紹介

近藤史恵[コンドウフミエ]
1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒。1993年『凍える島』(創元推理文庫)で第4回鮎川哲也賞を受賞してデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yanae

72
積んでいた近藤さんの一冊。大学時代の仲間の一人が自殺。届いた葉書「私を殺さないで」。瞳子の自殺の理由が気になってどんどん先を読み進める。仲間内それぞれの視点で話が進むので、「実は…」の感じを楽しみました。正直、動機には驚きで、自殺の原因って言われた人はかわいそうだなぁと…。複雑。物語の運びのうまさ、読ませる力量はさすがの近藤さんです♡2018/11/10

そのぼん

31
ひとりの女性の自殺を軸に、色んな人の目線からストーリーが展開していきました。結構モヤモヤする感じでした。淡々と進むのかと思いきや、結構重い部分もある作品となっていました。2013/10/25

ブルームーン

23
大学時代の仲良しグループのうちの一人瞳子が突然自殺した。一体なぜ?仲間達それぞれが瞳子の死をきっかけに、さまざまな苦悩を抱く。最初は何か起こりそうな雰囲気で楽しめたが、中盤から中だるみし、最終章の謎の「小説」でダレてしまった。いろいろとモヤッとする。2014/05/31

さなごん

20
難しい話だった。うーん。2015/09/04

calaf

15
大学時代の友達仲間の一人が自殺した。その理由は何なのか...という事で結局、「愛って重い」...という事か... (大汗)2012/10/13

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