内容説明
情報処理会社に勤める中井は、残業中、魔術の本を読みふけっていたら、オフィスのオートロックがかかり、閉じ込められてしまった。時間をもてあました彼は、“憎い相手を呪い殺す”呪術を試してみることに…。日頃、憎らしく思っている同僚野村裕美子と佐藤輝明の人形を厚紙でつくり、火をつけた!二人は前日から無断欠勤していたが、はたして三日後、佐藤の部屋から男女の焼死体が発見された。二つの死体は、バラバラに切断され、あやつり人形のように木の枝で連結されていた。犯人は何のために、死体にこのような細工をしたのか。
著者等紹介
松尾詩朗[マツオシロウ]
1960年福岡県生まれ。東京工業大学付属専攻科卒。コンピュータSEをしながらミステリーを執筆。本作品がデビュー作
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すえこ先生。
1
‥‥あれ?魔術の本は?Σ(´Д`;)てっきり、呪術を掛けて、誰かがそれに便乗して行くものかと思ってました。orz 島田荘司は昔、うちの母が読んでたっけ。「占星術殺人事件」は機会があれば読むとしよう。2012/12/11
ブブミツ
1
ストーリーがほとんど『占星術殺人事件』!発端が魔術、バラバラ死体、演説する探偵役、振り回されるワトスン役、最後は日記で絞める。ミニ占星術!例えば、本書の探偵役の立花。突然過激発言や薀蓄の演説をかますが、これが御手洗の演説ほど面白くない。作者の思想と参考文献から引用しました的な部分が!御手洗はユーモアや皮肉を交えるでしょう。だからこそ面白く笑えるのに…こちらはね(苦笑) トリックに関しては、法医学なめんなとツッコミたくなるところはあるがユニーク。短編でやったらスタイリッシュに決まったのでは?2012/07/13
るね
1
裏表紙の作者のドヤ顔とにらめっこ!!!2012/05/12
縛の場
1
レタス畑に興味津々の立花がかわいかった。以上。2011/12/29
二分五厘
0
2000.7.2
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- 和書
- 行政法講座 〈2〉