内容説明
1944年4月、アメリカ・タコマ市にあるB‐29製造工場の爆撃に成功した「富岳」隊に次なる命令が下った。それは、ニューギニアにいるマッカーサー将軍の爆殺計画だった。ブーゲンビル島で撃墜された山本五十六長官の仇討ちに燃える近藤正己少佐は、18機の富岳を率いて出撃していった。さらに、囮部隊として空母大鳳を旗艦とする第1機動艦隊がパラオ島方面に進出…。だが、富岳隊撃滅の責任者であるドナルド・フォス中尉は、日本軍の意図を察知、迎撃態勢を整えていた。富岳隊に肉迫するP‐51マスタング。新型戦闘機「旋風」登場。息をのむ大空中戦。絶好調書下ろし長編スペクタクル小説の圧巻。
感想・レビュー
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のむ
8
連合艦隊司令長官古賀峯一大将が座乗する二式大艇が墜落し豊田副武大将に代わり、第一機動艦隊司令長官に小沢治三郎中将が任命された1944年4月がこの一冊である。 連合艦隊では、第一機動艦隊に先制掃敵重装甲空母大鵬が旗艦として就役し、艦載機は銀河爆撃機、天山艦攻機、零戦五二型に置き換わり決戦を挑もうとしている。 本物語の主役は、富嶽隊18機に護衛戦闘機隊屠龍18機、峻山隊24機に護衛戦闘機隊疾風9機で戦略空軍が編成されている。 テーマは、マッカーサーを爆殺せよ。2014/01/15
Gulico
1
戦後処理は誰がすることになるんだろう?2009/09/13