内容説明
アワビは大きくなろうと思った。しかし、そのまま横に面積を広げるのは間が抜けている。そこで、自分の体を螺旋状にねじって、サザエになった―というのは、はたしてホントの話だろうか?不思議で楽しい、生物の世界。
目次
プロローグ 自然科学で説明しきれない生物の世界
1 アワビがねじれてサザエになった
2 みにくいウミウシの華麗な色彩
3 カマキリモドキのむなしい擬態
4 ルリボシカミキリの完璧な配色
5 グロウ・ワームの光る罠
6 彼らはどこで光を手に入れたか
7 フェロモンに支配される昆虫の恋
8 コオロギが奏でる三つの歌
9 お宅のカは蚊柱には参加しません
10 サムライアリのあきれた生き方
11 順番を待つという知恵
12 礼儀にうるさい動物の世界
13 豊満な卵と貧弱な精子
14 カブトムシのツノはなんの役にたつか
15 子育てに感情は禁物
16 遊ぶのが大好きなイタチの仲間
17 仲間の死を悼むカラス