感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Gatsby
9
クラウス・シュペネマン氏は同志社大学の文学部・神学部の教授。奥様が日本人でドイツでも日本でも子育ての経験があるということで、外国人が外から見た日本の教育批判ではなく、大事なポイントをついていると思う。日本の教育が結果として、つまらない人間を作り出している面があることは悔しいけれども認めつつ、今後のことを考えねばと思う。氏の教え子である佐藤優氏の解説がついており、氏が外交官試験に合格した時に言われた「…自分の能力を他者のために使う、そのことだけは忘れないで社会で生きてほしい」という言葉、心にジーンときた。2010/12/03
Ayanosuke
1
30年以上前に発行された教育書ですが、現代に通じるものが沢山ありました。生命の尊厳を最後の結論にしている部分にも感銘を受けました。2012/05/02
Yoshi
0
「親が、息子たちを生かす唯一の道は、その子はしゃべるのがうまい、木登りがうまいなど、特徴とでもいうべき個性を発見し、それをのばし、応用する手助けをしてやること意外にない」「何でもよい、子どもの持っているものを認め、伸ばしてやる努力、その日々の積み重ねが必ずや、子どもの感動を呼び覚ます」など、著者の信念に基づいた主張は大変魅力的であり、大いに考えさせられた。子育て以外の場面でも応用を試みてみたいと思わせてくれた一冊。2013/08/21
nikksurf
0
☆☆☆2011/05/13