内容説明
教養とは答えの無い問いを問い続ける力。21世紀の新たな教養とは何か。
目次
はじめに 二一世紀に求められる「新たな教養」とは何か
第1部 哲学の究極の問い
第2部 科学と宗教の対立を超えて
第3部 「戦略的反射神経」の時代
第4部 「フォース」を使う技法
第5部 「ポジティビズム」の時代
第6部 「神の技術」がもたらすもの
第7部 思想を紡ぎ出す読書
著者等紹介
田坂広志[タサカヒロシ]
1951年生まれ。1974年東京大学卒業。1981年同大学院修了。工学博士(原子力工学)。1987年米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。1990年日本総合研究所の設立に参画。取締役等を歴任。2000年多摩大学大学院の教授に就任。現名誉教授。同年シンクタンク・ソフィアバンクを設立。代表に就任。2005年米国ジャパン・ソサエティより、日米イノベーターに選ばれる。2008年世界経済フォーラム(ダボス会議)のGlobal Agenda Councilのメンバーに就任。2010年世界賢人会議ブダペスト・クラブの日本代表に就任。2011年東日本大震災に伴い内閣官房参与に就任。2013年全国から7800名の経営者やリーダーが集まり「21世紀の変革リーダー」への成長をめざす場「田坂塾」を開塾(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsu
19
★3 読後の印象はビジネスマン向けの啓蒙書というもの。知識ではなく考える力を、自身の様々な経験を基に説いている。2024/05/03
まゆまゆ
13
古典などの様々な知識を蓄えることで身につくとされていた教養について、その学びを現代にあわせて身につけ、必要な教養を磨いていく方法をコラム式に紹介していく内容。自分を磨くとはどういうことか、答えの無い問いに対して深く考え続けること、自分という人間がどう振る舞うべきか。抽象ではなく具体から学ぶ、ということを体感できた。2023/10/26
さこちゃん
12
仕事で、そして生きる上で、とても勉強になりました。教養とは単なる知識ではなく、気付き、疑問をもち、多角的に考えること。そして経験を多く積むことで自分のものになる。全ての出来事には意味があると考えれば、辛いことも前向きに乗り越えられる。手元に置いて時々読み返します。2023/08/28
Minamihama
11
色々ためになりそうなことが書いてあった、が、それだけ。2024/01/12
ただぞぅ
9
「磨く」シリーズ6冊目。人生の長さは決められない。だが密度は決められる。密度を高めるには「死生観」を掴むこと。かつては、戦争、大病、または投獄という「生死の体験」により培われた。現代はこれらに変わる3つの真実「人は必ず死ぬ」、「人生は一度きり」、「人生はいつ終わるか分からない」を直視することで代替え出来る。そして人生の本当の別れ道は起こってしまった出来事をどう“解釈"するか。否定的にみえる出来事も肯定できる解釈力。それこそ人としての真の強さが表れると感じた。「大いなる何か」により全ては導かれれているのだ。2023/10/25
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