内容説明
アート作品を「買う」人の数が極めて少ない、地域のアートフェスに地元の人が参加しない、そして何より、アートを絡めた事業がビジネス界に根付いていない。残念ながら、アートに関して日本は世界から「周回遅れ」である。しかし一方で美術展の根強い人気や日本が世界に占めるGDPなどを踏まえると、その伸びしろは大きい。スポーツや音楽と同じように、アートを自社のビジネスに絡める企業が当たり前の存在になりつつもある。そうした今の日本において、アートを事業にするメリットはどこにあるのか。ビジネスに生かして成功するには何を知っておくべきか。世界標準のアート産業を日本に普及すべく活動する著者が、理屈と数字と事例を駆使して具体案を届ける。
目次
第1章 世界におけるアートのある日常
第2章 世界の企業にとってのアートとビジネス
第3章 日本のアートマーケット
第4章 企業が変え始めた、日本におけるアートの価値
第5章 全ての原点、教育
第6章 日本におけるアートと地方の関係
第7章 アートのある素敵な日本
著者等紹介
上坂真人[ウエサカマコト]
1957年生まれ。朝日新聞社、日経BP社を経て、マガジンハウスで「BRUTUS」「GINZA」、コンデナストジャパンで「VOGUE」「GQ」、ハースト婦人画報社で「ELLE」「marie claire」等のビジネスディレクターを歴任。2011年、アマナに入社。世界のアートシーンに赴き学び、アートを活用したビジネスを日本企業に提案し、運営までを手掛ける。2021年、株式会社MAGUSを設立し、代表取締役社長に就任。アメリカの「ARTnews」と提携する。2023年3月、MAGUS退社とともに、武蔵野美術大学客員教授を辞し、アートの事業化を目指すビジネスパーソンが交流し、世界とつながる場を作る事業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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