光文社新書<br> 超遺伝子(スーパージーン)

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超遺伝子(スーパージーン)

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334046644
  • NDC分類 467
  • Cコード C0240

内容説明

「超遺伝子(スーパージーン)」という言葉を聞いたことはありますか。なにやらすごい働きをしそう…。字面からはそんな想像を掻き立てられないでしょうか。実はそれ、間違いなんかじゃありません。生き物の複雑で不思議な現象にスーパージーンが関わっていることが、最新の研究で明かになりつつあるんです。例えば、チョウの擬態を制御していたり、ヒアリの巣の作り方を決めていたり。多種多様な生き物でその存在が見つかっています。一方で、普通の遺伝子と何が違うのか、ヒトにもスーパージーンはあるのかなど、気になることもたくさん。そこで本書では、自身もスーパージーンを十年以上研究してきた著者が、その実態を丁寧に解説します。いざ、遺伝学の新たなフロンティアへ!

目次

第1章 スーパージーン物語のはじまり
第2章 スーパージーンに迫るための基礎知識
第3章 天才たちによるスーパージーンの予測
第4章 加速するスーパージーン研究
第5章 スーパージーンは生き物の不思議の源
第6章 スーパージーンはヒトにもあるか
第7章 アゲハの擬態とスーパージーン
第8章 スーパージーン物語の過去・現在・未来

著者等紹介

藤原晴彦[フジワラハルヒコ]
1957年兵庫県生まれ。東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻博士課程修了(理学博士)。その後、国立予防衛生研究所(現・国立感染症研究所)研究員、東京大学理学部生物学科動物学教室講師、ワシントン大学(シアトル)動物学部リサーチアソシエートなどを経て、東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻助教授、同教授などを歴任。専門は擬態・変態・染色体(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

99
超遺伝子スーパージーンという言葉をはじめて見たので、どんなものなのか興味本意で読んでみた。内容は、ダーウィンやウォレスなどの時代から蝶の擬態に関する不思議が、ゲノム解析の知見により、遺伝子の逆位により組換えが抑制され、常に同じ遺伝子セットが伝わることがわかったというものだった。ヒトではY染色体がこれに当たるという。あまりピンと来ない話しだったが、あとがきで著者が「擬態・変態・染色体」というテーマを35年かけて手掛けて来て、定年を迎えて感慨深く振り返っているのが印象に残る。人生は短く、研究は永遠ですね。2023/10/17

bapaksejahtera

13
古典的な学習者だった私には、進化した解析法に基づく遺伝学は理解を超える。本書のスーパージーンも初耳である。昆虫の擬態等、明らかに複数の遺伝子が関与すると見られる生物事象には、複数の形質遺伝間の組換えを抑制する仕組の存在が古くから示唆された。擬態が有効なら全個体に採用される筈で、その場合中間的表現型が出る。だが生物に危険な中途半端な擬態は生じない。最近の研究はこの事象が、相同染色体での部分的逆位、乃至同様の機作が生ずる性染色体で起ると見做す。或いは複数の遺伝子を制御する何らかの機作があるのか。大変興味深い。2024/02/25

oooともろー

6
2010年以降注目されてきた超遺伝子。その現象自体はダーウィンの頃から言われてきた。不思議な擬態。相同遺伝子で組み換えが起こらない仕組み。人間でも働いている可能性が高い。性染色体はその1つ。2023/06/22

azu3

3
後半はナナメ読み。大学を退官直前の研究者が自身の研究を振り返っているだけなので。前半は非常に面白く、生物学に関心のある高校生あたりが読むといいかも。2023/07/11

tangent

2
遺伝子にはまだまだ未解明の部分が多いらしく、関連の書物もモヤモヤした内容のものが多い気がするが、本書は最先端の内容にも関わらず楽しく読める内容だった。2023/07/02

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