出版社内容情報
三浦展[ミウラ アツシ]
著・文・その他
内容説明
昭和30年(1955年)。もはや戦後ではなくなった日本で、住宅難にあえぐ人々は自らの土地を、住宅を求めた。開発バブルの中で怪しげな業者も跳梁跋扈。悲喜こもごもの人間ドラマが繰り広げられたが、それも今では忘れられかけている。当時の不動産チラシ140枚をもとに首都圏各所の「夢の跡地」を訪ねる、ありそうでなかった郊外研究。
目次
序章 詐欺まがい商法横行す(これは釣り広告か?;森繁久彌の名前も使う ほか)
第1部 昭和の住宅チラシの町に行ってみた(上大岡―刑務所・花街・同潤会・営団によって発展した町;旭区―桃と希望と清水と ほか)
第2部 昭和20~30年代4大不動産(大島土地―小口分譲と大文化衛星都市建設;郊外土地―チラシ広告の先駆者、国分寺を中心に活躍 ほか)
第3部 幻の戦時国策組織 住宅営団の町(住宅営団とは何か;蕨・三和町―戦争中に住宅営団がつくった「故郷」 ほか)
第4部 まだまだあった田園都市(柏―戦前・戦後・現在と続く田園都市構想;大和―中央林間は「東京の中央」を目指した ほか)
著者等紹介
三浦展[ミウラアツシ]
1958年生まれ。82年一橋大学社会学部卒業。(株)パルコ入社。マーケティング情報誌「アクロス」編集室勤務。86年同誌編集長。90年三菱総合研究所入社。99年カルチャースタディーズ研究所設立。消費社会、世代、階層、都市、郊外などの研究を踏まえ、新しい時代を予測し、社会デザインを提案している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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