出版社内容情報
日本にも21世紀のビジネスで覇権を握る可能性を秘めた企業はあったが、GAFAのような企業は生まれなかった。その理由を紐解く。
内容説明
スティーブ・ジョブズから「一緒に新しい世界をつくろう」と提携を持ちかけられたソニー。グーグルからともにアンドロイドOSを開発しようと提案されたNTTドコモ―。日本にも確かに存在していた巨大なシーズ(種)。しかし、その種が芽吹くことはなく、現在、GAFAとの間には途方もない差が存在している。なぜ日本は種を育てることができなかったのか。これからの日本にGAFAのような企業が誕生する可能性は皆無なのか―。アップル、グーグル、フェイスブック(メタ)、アマゾン各社の成長の軌跡を辿りながら、その答えを探る。低成長の迷宮から抜け出せない日本に希望の灯をともす企業論。
目次
第1章 アップル―“Foolish”がもたらすジョブズの感動イノベーション(アップルのビジネスとは?;ジョブズのわがまま突破力 ほか)
第2章 グーグル(アルファベット)―天才たちの研究パラダイスが生んだイノベーション(グーグル(アルファベット)のビジネスとは?
検索エンジンが拓いたインターネット革新 ほか)
第3章 フェイスブック(メタ)―時価総額世界トップクラスに昇りつめた学生ベンチャー(フェイスブック(メタ)のビジネスとは?
トランプ大統領のSNS発信 ほか)
第4章 アマゾン―エブリシング・ストア、そして宇宙インフラまで(アマゾンのビジネスとは?;オタク少年の宇宙への夢 ほか)
終章 GAFAにあって日本企業にないもの―第三の波に乗ることはできるのか(第二の波“産業革命”の勝者・日本;第三の波“情報革命”の勝者・シリコンバレー ほか)
著者等紹介
山根節[ヤマネタカシ]
1949年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。慶應義塾大学大学院にて修士、博士課程修了(商学博士)。スタンフォード大学客員研究員、慶應義塾大学ビジネススクール教授(現・名誉教授)、早稲田大学ビジネススクール教授などを経て、ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授
牟田陽子[ムタヨウコ]
1982年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。ロンドン大学にて応用言語学の修士課程修了後、eラーニングのベンチャー企業立ち上げに参加。2015年、早稲田大学ビジネススクール(MBA)修了後は自動車メーカーにおいてコネクテッドカー関連の事業企画に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ta_chanko
Tαkαo Sαito
まっと
はるき
tolucky1962