出版社内容情報
イスラム世界が異文化、異教と共存していた歴史、特に地中海世界の歴史や、文化・経済の交流の形態、イスラム文学などを紹介する。
内容説明
現代社会を正しく理解するために意外な史実を知る。対立・敵対より宥和・共存を―。イスラム・ユダヤ・キリスト教が築いた文化遺産。
目次
はじめに―現代社会を正しく理解するための視座
第1章 ヨーロッパの食文化を豊かにしたムスリムたち
第2章 世界商業の発展に貢献したシルクロードとムスリムたち
第3章 ヨーロッパ社会に貢献したイスラム文化と十字軍が紹介したイスラム文明
第4章 アンダルス―文化的寛容とイスラムの栄光
第5章 12世紀ルネサンスに影響を与えたイスラム―シチリア島とイタリア半島
第6章 ヨーロッパ近世とイスラム
第7章 現代地中海世界の共存
第8章 イスラム世界で活躍したユダヤ人たち
第9章 共存と愛を説いたイスラムの詩人・文学者たち
著者等紹介
宮田律[ミヤタオサム]
1955年山梨県生まれ。一般社団法人・現代イスラム研究センター理事長。慶應義塾大学文学部史学科東洋史専攻卒。’83年、同大学大学院文学研究科史学専攻を修了後、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。’87年、静岡県立大学に勤務し、中東アフリカ論や国際政治学を担当。2012年3月、現代イスラム研究センターを創設。専門は、イスラム地域の政治および国際関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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