出版社内容情報
著者は近い将来に中国が世界制覇を遂げるとまで述べる。中国が制覇した世界で、日本が迫られる選択ととるべき選択も考えていく。
内容説明
一向に収まる気配のない米中対立。両者とも歩み寄ることはなく、対立がさらに激化する恐れも指摘されている。だが、すでに勝者は決まっている。驚異的なGDPの伸びや「一帯一路」による巨大経済圏の構築、レアアースの独占、アメリカに肉薄する軍事力スコアを見れば、中国が勝利することは想像に難くない。中国が世界制覇を遂げる日はそう遠くないのである。この現実から日本は目を背けることはできない。中国が牛耳る世界を見据えて現実的な対応をしなければ、日本は世界への影響力を完全に失ってしまうだろう。では、どうするか―。本書では、そんな日本が今後とるべき策を、中国研究40年の著者が各種データをもとに中国世界制覇のエビデンスも示しつつ、果敢に提言する。日本再生のための中国論。
目次
第1部 中国の世界制覇とアメリカの敗北(中国世界制覇の現実;アメリカの敗北)
第2部 100の分野が示す世界制覇のエビデンス(総合分野;外交分野;経済分野;科学・軍事分野;社会・文化分野)
第3部 日本の対中戦略と日本人の対応(中国世界制覇に対して日本がとるべき姿勢;各分野で中国との競争に勝つには;日本が存在感を示し続けるために)
著者等紹介
高橋五郎[タカハシゴロウ]
1948年新潟県生まれ。千葉大学大学院博士課程修了(農学博士)。中国経済経営学会第3代会長(現・名誉会員)。現在、愛知大学名誉教授・愛知大学国際中国学研究センター(ICCS)フェローを務める。専門は中国経済、とくに農村経済問題。毎年、計2カ月ほど中国に滞在する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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