出版社内容情報
「考え抜く力」は人生100年時代の「社会人基礎力」である。19世紀ドイツのヘーゲル哲学が、21世紀のビジネスに効く理由とは?
内容説明
本書の目標は、十九世紀ドイツの大哲学者・ヘーゲルの哲学を通じて、読者の皆さんが「考え抜く」ことの重要性を実感し、その経験値を積むことにある。「考え抜く力」は哲学の基本スキルである一方、これからのビジネスに欠かせない実践的スキルでもある。そして、考え抜くために必要なのは「結論が出ない苦しみに辛抱強く耐える」能力だ。本書では「生き方」「学問」「存在」「本質」「認識」「歴史」という六つのテーマに則して、ヘーゲルがいかにして「考え抜く」ことを成し遂げたかを見る。この思考を通じ、真に新たな価値を創造できる、人生一〇〇年時代の社会人力を身につけることができるはずである。新進気鋭のヘーゲル研究者が二十一世紀のビジネスパーソンに贈る、実践的哲学新書。
目次
第1章 「生き方」を考え抜く
第2章 「学問」を考え抜く
第3章 「存在」を考え抜く
第4章 「本質」を考え抜く
第5章 「認識」を考え抜く
第6章 「歴史」を考え抜く
著者等紹介
川瀬和也[カワセカズヤ]
1986年、宮崎県生まれ。宮崎公立大学人文学部准教授。2009年、東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程卒業。2014年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はヘーゲル哲学、行為の哲学。東京大学大学総合教育研究センター特任研究員、徳島大学総合教育センター助教などを経て現職。日本ヘーゲル学会理事。2017年、論文「へーゲル『大論理学』における絶対的理念と哲学の方法」(『哲学』第68号)にて日本哲学会若手研究者奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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