光文社新書<br> 脳の寿命を延ばす「脳エネルギー」革命―ブドウ糖神話の崩壊とケトン体の奇跡

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光文社新書
脳の寿命を延ばす「脳エネルギー」革命―ブドウ糖神話の崩壊とケトン体の奇跡

  • 佐藤 拓己【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 419p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045647
  • NDC分類 498.39
  • Cコード C0247

出版社内容情報

ヒトの脳の発生・発達を可能にしたエネルギーについて科学的に説明しながら、脳と身体全体の健康にも役立つ栄養摂取の方法を伝える。

内容説明

「脳のエネルギー源はブドウ糖だけ」と言われて久しいが、近年、それだけでは脳は元気に働き続けることが難しいことが分かってきた。血糖値が安定していない場合、ニューロンのエネルギー不足が起こりがちだが、じつは認知症やうつ病の基本的な原因の一つが、このニューロンのエネルギー不足なのである。最も有効な対策は、エネルギー不足に留まっている時に手を打つことであるが、エネルギー基質であるケトン体をうまく使えば脳の老化を遅らせることが可能である。本書では、神経科学者である著者が、ヒトの脳の発生・発達を可能にしたエネルギーについて、エネルギー代謝の観点から科学的に説明しながら、脳を長持ちさせ、また身体全体の健康にも役立つ栄養摂取の方法について考察する。インスリンと老化の関係や、鳥類の高い運動能力と健康長寿の秘密にも進化の過程から迫る。

目次

第1章 脳のエネルギー問題
第2章 ヒトの脳エネルギーシステム
第3章 認知症フリー社会へのコミットメント
第4章 インスリンは老化ホルモンか?
第5章 健康長寿を達成するための脳エネルギーシステム
第6章 難病から救う脳エネルギーシステム
第7章 ある母親の手記
第8章 エネルギーシステムから見る鳥類と獣脚類

著者等紹介

佐藤拓己[サトウタクミ]
1961年岩手県生まれ。東京工科大学応用生物学部教授。岩手県立一関第一高等学校理数科、東京大学農学部畜産獣医学科卒業。京都大学大学院医学研究科修了。博士(医学)。大阪大学蛋白質研究所研究員、財団法人大阪バイオサイエンス研究所研究員、岩手大学工学部准教授、米国サンフォード・バーナム研究所研究員を経て現職。麻布大学獣医学部客員教授兼務。専門は神経科学、抗老化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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俊介

19
「ヒトの主食は米などの炭水化物」という囚われのためか、栄養学も長らく、ヒトの主なエネルギー源は炭水化物であるべきだとし、エネルギー代謝研究も、ブドウ糖中心に考えられてきたようだ。近年そのような【ブドウ糖神話】が見直されつつある。本書の主張もまさにその流れの中にあり、(体内で脂肪などから作られる)「ケトン体」の、エネルギー源としての役割を見直した本だ。更に本書によるとどうやらケトン体は、エネルギー源としての他にも、もっと健康維持に積極的な役割も持っているらしく、その辺も興味深く読んだ。2022/07/19

とく たま

6
少し難解で、興味なくば手にも取らないし読み切らないだろうな?!私なりに紹介すると、脳のエネルギーはブドウ糖だけではなかった。解糖という負担のない、ケトン体というエネルギーがあった。その利用から構造などを、楽しく話を逸らしたりしながら興味深く読ませる。もっとも科学的に承認のない見解も含まれるので注意は必要だが、認知症・うつ・癲癇などを苦慮されておられる方へは、ヒントとなる可能性はあると思える。2021/11/22

kenitirokikuti

4
著者の専門は神経科学や抗老化学で、患者を診る医者ではないのだけど、肥満で害した健康を自分で糖質制限を導入して改善させたのだという▲糖の代謝にケトン体がどう関わるのか。高校〜大学の生物化学の教科書的に記述している。脳神経がエネルギーを得るのはブドウ糖のみで、糖は肝臓や筋肉中に蓄えがあるものの、マラソンで使い切っちゃうくらいの量。血糖値が下がったときに、一度使った糖をリサイクルするのに使うのがケトン体、らしい▲鳥類は高血糖なのだそうな。確かに飛んでるときガス欠したら墜落するよな…2021/09/20

Asakura Arata

3
糖質制限は、慣れるととても快適な生活を送れる。ケトン体のおかげであると思う。しかしケトン体食の実践は大変だなあ。時間と手間がかかるが、根本的な治療とはそのようなものだろうなあ。2021/11/23

ジュリ

2
脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖、ではない。脳はケトン体もエネルギーにしている。ブドウ糖とケトン体の両方を使った方が、脳は長持ちするらしい。そして、ケトン体を使った方が認知症の予防に役立つらしい。2022/06/20

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