出版社内容情報
イギリスのメイ首相(当時)は、世界で初めて「孤独担当相」を設けた。「孤独の問題」を、孤独対策先進国のイギリスから学ぶ。
内容説明
二〇一八年一月、テリーザ・メイ首相(当時)は「孤独は現代の公衆衛生上、最も大きな課題の一つ」として世界初の「孤独担当大臣」を設けた。英国家庭医学会によると、孤独は肥満や一日十五本の喫煙以上に体に悪く、孤独な人は、社会的なつながりを持つ人に比べ、天寿を全うせずに亡くなる割合が一・五倍に上がるという。欧州連合(EU)離脱後も混乱が続くイギリス社会で、いま何が起きているのか。孤独担当相の設立経緯から、社会に根付く弱者への思いやり、チャリティー団体の細やかな目配り、そして英王室の役割まで、イギリス社会を見続けてきたジャーナリストによる、現地からの報告。
目次
第1章 孤独担当大臣の創設
第2章 孤独を救う一歩
第3章 英王室の役割
第4章 ノブレス・オブリージュ
第5章 ロンドンを歩けば
第6章 弱者を切り捨てない社会
著者等紹介
多賀幹子[タガミキコ]
東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。企業広報誌の編集長を経てフリーのジャーナリストに。元・お茶の水女子大学講師。1983年よりニューヨークに5年、’95年よりロンドンに6年ほど住む。女性、教育、社会問題、異文化、王室をテーマに取材。執筆活動のほか、テレビ出演・講演活動などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はるき
12
硬派と見せかけて話があちこちに飛ぶ。イギリス王室関連で有名な著者なんですが、「孤独」にクローズアップするならブレちゃいかんです(-_-;)2022/07/28
takao
2
ふむ2024/06/24
ああああ
2
タイトルと中身が一致していない。イギリスの孤独担当大臣について知りたかったのだが、記述が少ない。途中から、イギリス讃美のエッセイになる。評価は低くせざるをえない。 人と人とがまず出会い、大工仕事でもスポーツでも、何らかの手段を用いて距離を縮めていくことが、孤独を寄せ付けない第一歩なのかもしれない。532022/07/04
クレイン
2
事例集のイメージかも。 何かのときに参考になるかも。2021/08/12
ブラム
1
タイトルで思ってた内容とは少し違いましたが、イギリスについて知ることができました。新書ですが読んでいてエッセイのような印象です。2021/10/17