光文社新書<br> 「日本型格差社会」からの脱却

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光文社新書
「日本型格差社会」からの脱却

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  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045500
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0233

出版社内容情報

日本は1990年代以降、長期間の経済停滞に陥っている。では脱却のために必要な経済政策とは。所得格差を減らすにはどうすれば良いのか。

内容説明

一九九〇年代以降、日本では格差が広がり続けている。例えば、非正規社員の増加は賃金格差を招き、ひいてはその子供世代の格差も助長している。さらに、世代ごとに受給額が下がる年金制度は、最大六〇〇〇万円超の世代間格差のみならず、相続する子供・孫世代の世代内格差の原因に。所得再分配政策は、高齢者への社会保障に偏っており、現役世代の格差縮小にはほとんど寄与していない。そして、こうした格差はすべて、戦後、世界で日本しか経験していない長期デフレが根本にあり、そういった意味で他国とは異なる「日本型格差」といえる特徴的な格差である。では、この「日本型格差」を縮小し、成長を取り戻すにはどうすればよいのか―。本書では、日銀副総裁を務めた著者が具体的な政策とともに提言。より生きやすい日本の未来を模索する。

目次

第1章 デフレ下で進む少子高齢化と格差の拡大(長期デフレによる日本の経済悪化;綻び始める社会保障制度と賃金格差の拡大;規制緩和とグローバリズムは雇用を悪化させたか)
第2章 「日本型格差」の特徴(日本の不均衡な所得の再分配;深刻化する日本の貧困問題;年金制度における世代間格差と世代内格差)
第3章 成長を取り戻すデフレ脱却と公正な競争政策(90年代以降、日本の生産性はなぜ低下したのか;労働生産性を引き上げるための正攻法;産業・企業保護政策から公正な競争政策へ)
第4章 雇用の自由化と女性が働きやすい環境の整備(労働の効率的配分を可能にする制度改革;就業率を高めるための戦略)
第5章 これからの所得再分配政策(新しい所得再分配制度で貧困を減らす;年金制度は世代で閉じる積立方式へ)

著者等紹介

岩田規久男[イワタキクオ]
1942年生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院単位取得満期退学。学習院大学経済学部教授などを経て、2013年4月から5年間、日銀副総裁を務める。上智大学名誉教授・学習院大学名誉教授。専門は、金融論・都市経済学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばたやん@かみがた

101
《僕たちを縛り付けているモノは何?》正規/非正規労働者間の賃金含む待遇格差や年金に現れた世代間格差など。日本でも実感されるようになったこれらの格差の根本原因を①長引いたデフレと②高度経済成長期に確立し時代錯誤な税制・社会保障制度に求め、それぞれ原因究明と処方箋提示を行っていきます。/(1)格差について景気循環的な要因の大なることを説く著者は、金融政策の第一人者である識見を活かして人口減などの構造的要因を主とする考えを積極的に論破していきます。特に最近経済誌で活躍中のデービッド・アトキンソン氏(1/5)2022/10/23

Daisuke Oyamada

30
1990年代以降、日本では格差が広がり続けているという。非正規社員の増加は賃金格差を招き、その子供世代の格差にも影響し始めている。  受給額が下がる一方の年金制度は、世代だけのみならずそれを引き継ぐ、子供や孫の世代へも波状していく。  こうした格差のすべては、戦後、世界で日本しか経験していない長期デフレが根本にあるという。他国とは異なるどころか、世界で誰も経験したことのない「日本型格差」・・・ https://190dai.com/2024/02/09/「日本型格差社会」からの脱却-岩田規久男/2024/02/11

紫の煙

14
日本の格差拡大の根本的原因は、90年代以降の長期デフレを招いた日銀の金融政策にある。デフレスパイラルを取り除かないといけないと気付いた政治家が、2012年にやっと現れた。安倍晋三である。デービッド・アトキンソンと自称リベラル政党を批判。などなど、面白い部分もあったが、概ね著者の意見に賛成である。アベノミクス礼賛だけでなく、所得分配政策を考え直さないといけない。2022/01/18

まゆまゆ

12
日本の格差問題は、ジニ係数だけ見ていては捉えられない。根本的原因はデフレによる長期経済停滞であり、解決の第一歩は一人あたりの生産性の向上、すなわち一人あたりのGDPの引き上げである、と語る内容。自身の日銀副総裁就任前の政策を批判しつつ、インフレ未達成は消費税増税のため、としているのはちょっと残念。同一労働同一賃金達成のための労働規制緩和や年金積立方式、ベーシックインカムといった解決策に特に真新しさはないので再確認といったところ。2021/09/06

shimashimaon

5
谷本真由美氏の「日本は適切に弱者を保護できていない」との主張がずっと気になっています。所得再分配策としての税制は確かに不公平であることがわかりました。労働、保育、年金等の社会保障政策については、本書よりもそれぞれの専門家に教授を求めたい。宮崎市定『中国史』を読んで、貨幣と物価の現象は遠く古代からあり、財政の予算化は北宋時代の画期だと知りました。MMT理論をみても政策論に歴史の視点は欠かせないように思います。日銀副総裁の経験からなのか、肌で感じた政治というか、雰囲気がよく伝わります。変革の実現は甚だ困難。2021/11/27

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