出版社内容情報
今回のパンデミックがアート市場にどのような影響を与え、社会に何をもたらすか。豊富なデータと証言により明らかにする。
内容説明
世界のアート市場は、新型コロナウイルス感染拡大前まで活況を呈していた。実際、中国を中心とする華僑・華人を含むアジア、並びに中東産油国の旺盛な購買意欲に牽引され、オークション・ベースだけでも七兆三〇〇〇億円(二〇一八年)に上っていた。しかし、新型コロナウイルスが風景を一変させた。このパンデミックはアート市場にどのような影響を与えているのか―。本書では、人類が疫病といかに対峙し、芸術をもって描出してきたのかを振り返るとともに、ウィズ/ポスト・コロナ時代のアート界について市場動向を中心に予測する。同時に、歴史的転換点を迎えた現在、様々なアーティストによる作品紹介を通じて、彼ら、彼女らの作品に込めた意図を探る。
目次
第1章 芸術は疫病をどう描いてきたのか(アテネのペスト;6世紀・ローマ帝国東西統一の夢を砕く ほか)
第2章 新型コロナとアート市場(コロナ禍直前・世界のアート市場;国別に見るアート市場 ほか)
第3章 アートは死なず(コロナで変わるビジネスと富裕層;アート市場は必ず復活する ほか)
終章 ウィズ/ポスト・コロナ時代のアート作品(ウィズ/ポスト・コロナのアート)
著者等紹介
宮津大輔[ミヤツダイスケ]
1963年、東京都出身。アート・コレクター、横浜美術大学学長、森美術館理事。広告代理店、上場企業の広報、人事管理職、大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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