出版社内容情報
AV業界で最大のタブーが「家族」の話である。今まで誰も触れなかった「家族」にまつわるエピソードを、様々な立場の女優が語る。
内容説明
アイドル視され、今や憧れの職業にすらなりつつある一方、いまだに偏見も残るAV女優という生き方。そんなAV業界で最大のタブーが「家族」の話である。親にAV出演をどう伝えたのか、家族関係に変化は生じたのか、親戚にはいつ「身バレ」したのか、兄弟姉妹はどう思っているのか、子供には将来、自分の仕事を明かすのか―?これまで誰も足を踏み入れてこなかった「家族」にまつわるエピソードを、様々な立場の女優たちが赤裸々に語る。そこにあるのは、他人に何と言われようとブレない信念と同時に「家族からは認められたい」という切実な思いだった。
目次
1 白石茉莉奈
2 優月心菜
3 板垣あずさ
4 江上しほ
5 出てこい中平くん2号
6 当真ゆき・つむぎ
著者等紹介
寺井広樹[テライヒロキ]
文筆家。1980年、神戸市生まれ。文筆業のかたわら、地方創生事業に進出し、企画プロデュースした銚子電鉄「お化け屋敷電車」「まずい棒」が話題に。ドキュメンタリー映画『伝説の怪奇漫画家・日野日出志』の監督・撮影を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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かわうそ
23
AV女優という職業が憧れの職業まではいかくなくても、それほど偏見の目で見られることはなくなったのも事実だが、それでも優月心菜さんのように家庭環境のせいで風俗嬢になることしか出来ず、最後にはAV女優という道しか無くなってしまう人もいる。そう考えれば、AV女優をしたいという人ばかりピックアップされると、貧困からAV女優になる選択肢しか残されていない人たちが陰に隠れてしまいことにもなる。そう考えれると、AV女優という職業になりたいという人たちが増えることは一概に良いことは言えない2022/04/01
akihiko810/アカウント移行中
23
AV女優に、「仕事と家族」についてのインタビュー集。印象度B+ よくあるAV女優インタビューだが、「仕事」よりも「AV女優という仕事を家族はどう思っているのか」という質問に比重が置かれている。しかし、家族本人にインタビューしたのは1人(セクキャバで働いている娘)だけで、あとは女優からの言質だけなため、もっと父母や子息から本音を聞いてもらいたかったと思う。2022/02/04
takachan
8
これも興味本位で手にした本。ちょっと綺麗にまとまりすぎな感じもするけど、ある程度時間が経つと人はこんな風に思うのかなーと感じたり。図書館本2022/06/19
mitsu
5
図書館で本を探している中で興味から読みました。内容としては、今時を感じさせられ、親に打ち明けた後の話も暗さは感じませんでした。色々な境遇でその世界に入ったことが読めたのは良かったです。AV男優の話もあり、その親も優しさを感じました。2022/02/02
アルミの鉄鍋
5
★3 AV女優の家族が主軸で話すのではなくて、現役、元AV女優が家族が自分の事をどう思ってるのか、AV女優になったきっかけなどを話すルポ本。波乱万丈もあれば、興味でこの世界に入ったりときっかけは色々。共通して言えるのはこの本に出てくる人みんな誇りを持ってる事。仕事は仕事と割り切ってるのがすごい。2020/08/23