内容説明
日本代表はラグビーW杯で合わせて70本のスクラムを組んだ。時間帯、エリア、スコアによって、それぞれのスクラムにはゲームの流れにあっての位置づけがある。戦略、ストーリーがある。1本1本のスクラムにおいて、フィジカル勝負、心理戦、頭脳戦が展開されていた。フォワード合わせて約1トンの肉体の塊のぶつかりあいのウラで何が起きていたのか。とくに伝統工芸のごとき技がつまった日本スタイルのスクラムにスポットライトを当て、その深遠なる戦いをつまびらかにする。
目次
第1部 シン・スクラム論(長谷川慎コーチが語る日本代表のスクラム;ラグビーW杯、日本代表のスクラムを徹底分析;ラグビーW杯後、稲垣啓太選手の場合)
第2部 スクラム 駆け引きと勝負の謎を解く(ジャパンのスクラムは強かった;失われたスクラムを求めて―二〇〇六年のジャパン;スクラムはなぜ崩れるのか?―コラプシングの謎を解く;大学チームスクラム進化論;一・五メートルルールで失われたもの;おとなのスクラム、駆け引きの妙;汗と涙と笑いのプロップ人生劇場)
著者等紹介
松瀬学[マツセマナブ]
長崎県生まれ。福岡・修猷館高校、早稲田大学でラグビー部に所属。1983年、共同通信社に入社。96年から四年間、米ニューヨーク支局勤務。2002年に同社退社後、ノンフィクション作家に。日本文藝家協会会員。元ラグビーワールドカップ組織委員会広報戦略長、現在、日本体育大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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