出版社内容情報
作業を指示するマニュアルが悪ければ、仕事の効率は落ち、ミスや事故が起きる。具体的な例を挙げながら必要なテクニックを伝授。
内容説明
ミスに悩む企業の多くで、マニュアルに深刻な欠陥を抱えているが、気づかれずに放置されている例が多い。駄目なマニュアルを使っているから、仕事の効率が落ち、ミスや事故が多発するのだ。優秀な人材を集めても職場がうまく回らないなら、マニュアルを疑ってみるべきである。分かりやすいマニュアルを生み出すには、作文だけでなく、作業の全体的かつ総合的な改善が必要だ。本書ではまさにこの点について、長年、人間のミスの研究を続けている著者が、具体的な成功例・失敗例を挙げながら解説。マニュアル作りに悩んでいる読者のために、すぐに使えるテクニックを紹介する。消費税の軽減税率制度の導入に役立つ早見表の例も掲載。
目次
第1部 マニュアルの文章術(マニュアルの目的;マニュアルの文章作法;マニュアルのあり方)
第2部 正しい作業手順の作り方(手順の全体構造;作業は「型から型へ」で組む;チェックは「節目で味見」を;作業の意味論)
第3部 練習問題(「ルールブック調マニュアル」を手順主義に書き直す;消費税の軽減税率早見表を作ろう;センター試験問題配布ミス事故)
著者等紹介
中田亨[ナカタトオル]
1972年神奈川県生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。現在、国立研究開発法人産業技術総合研究所人工知能研究センターNEC‐産総研人工知能連携研究室副連携室長。中央大学大学院理工学研究科客員教授。人間のミスと安全に関する研究を様々な業種との共同研究において現場主義で進めている。内閣府消費者安全調査委員会専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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