出版社内容情報
医療の現場でもまだ一般的となっていない糖質過剰摂取と疾患との関係を、5千を超える論文を参考にしながら裏付けのある形で明示。
内容説明
肥満や糖尿病は、糖質が原因と認知されつつあるが、その他の多くの疾患も、元をたどれば一つの原因につながる―糖質の過剰摂取である。医療の現場ではまだ少数派の考え方だが、研究成果は世界中で報告され始めている。著者は七千を超える論文を参照しつつ、「糖質過剰症候群」という新しい概念を提唱。裏付けのある形で様々な疾患と糖質過剰摂取との関係を説く。
目次
第1章 糖質過剰摂取の危険性(糖質過剰摂取が人体に及ぼす影響;高血糖の何が悪いのか?;インスリンは味方?敵? ほか)
第2章 様々な病気は糖質過剰症候群の一つの病態である(インスリン抵抗性とは;インスリン抵抗性の原因―仮説1「磯野家仮説」;仮説2「満員電車仮説」 ほか)
第3章 進化から見た人類に適した食事とは(進化の過程で、今ほど糖質を摂取している時代はない;人間は脂質で生きている;脳が脂肪を必要とする ほか)
著者等紹介
清水泰行[シミズヤスユキ]
1967年愛知県生まれ。北海道大学医学部卒業。医師。新川新道整形外科病院(札幌市北区)副院長。日本麻酔科学会専門医。ペインクリニック(痛み専門の治療)で運動選手の治療にもあたる。痛みの治療だけでなく、背景にある栄養不足や糖質過剰を指摘し、患者の食事の相談にも積極的に対応している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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