光文社新書<br> 1964東京五輪ユニフォームの謎―消された歴史と太陽の赤

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光文社新書
1964東京五輪ユニフォームの謎―消された歴史と太陽の赤

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  • サイズ 新書判/ページ数 283p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334044084
  • NDC分類 589.21
  • Cコード C0220

内容説明

お揃いの真っ赤なブレザーと白のスラックスで行進をする日本選手団の姿は、一九六四年の東京オリンピックの象徴的場面の一つとして、世代を超え、今でも、広く知られている。この「日の丸カラー」の開会式用ユニフォームは誰がどのような思いを込めてデザインしたものだったろうか?本書では、書き変えられ、忘れ去られてきたこのユニフォーム誕生の歴史を豊富な史料と取材に基づいて紐解いてゆく。さらに、日本の開会式用ユニフォームのその後の変遷にも光をあて、「日の丸カラー」の継承、迷走、回帰の詳細を多面的に掘り下げていく。二〇二〇年に迫った二回目の東京オリンピックを見据えながら。

目次

前史―戦前の開会式用ユニフォーム
第1部 1964東京五輪の選手団公式服装(「日の丸カラー」の選手団公式服装が誕生するまで;俗説の検証(1)―「石津デザイン説」の妥当性
俗説の検証(2)―「石津デザイン説」の拡散
対談(1)歴史を明らかにするということ×角田奈歩(服飾史・商業史研究者))
第2部 「日の丸カラー」の継承、迷走、そして回帰(「ナショナルカラー」の開会式用ユニフォームの系譜;レインボーカラーのマントとは何だったのか?―シドニーオリンピックの開会式用ユニフォーム;デザイナーの個性は必要か?―高田賢三が手がけたアテネオリンピックの開会式用ユニフォーム;スポーツ用品メーカーによる開会式用ユニフォーム;「日の丸カラー」への回帰;対談(2)開会式用ユニフォームのあり方を考える×蘆田裕史(批評家))

著者等紹介

安城寿子[アンジョウヒサコ]
1977年東京生まれ。服飾史家。阪南大学流通学部専任講師。JOA(日本オリンピック・アカデミー)会員。学習院大学文学部哲学科卒。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較社会文化学専攻博士後期課程単位取得満期退学。博士(学術)。専門は日本の洋装化の歴史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

31
開会式の入場行進が大好きな皆さまにおススメ! あの赤いブレザーはVANの石津謙介がデザインした、というJOCのホームページにも載ってた説の真偽を検証する前半(理路整然で痛快)と、代々の開会式ユニフォームの選考過程を検証する後半の2部構成。シドニーの虹色マントやアテネの高田賢三とユニクロ柳井の花柄などの舞台裏が楽しい! 国がらみのイベントだと日本はなんか野暮ったくなる理由がわかる。「どうしてそんなに森英恵なのか」! 著者には諸外国のユニフォーム事情も調べて欲しいわー、フランスとかさー。2019/07/24

スプリント

11
巨大な利権を産む五輪。 国を表すユニフォームをめぐるエピソード。2023/09/30

hitotak

7
前回の東京五輪開会式制服のデザイナーについて、近年全くの別人がデザインしたと誤解され、しかもJOCのHPやNHKの番組でもその別人がデザインしたと紹介されていたというのは驚いた。著者が正しい経緯と真のデザイナーを確定して発表し、とりあえず誤った認識が修正された事はよかった。誰もが知る事実も時間が経つととたんにあやふやになり、そこに付け込む狡い人間も現れる。後半は歴代日本ユニフォームについて。最近はスポーツメーカーによる無難な制服が主流だが、果たして2020東京はどうなるか?著者の予想も巻末に書かれている。2019/08/30

arnie ozawa

3
まだ今のような状況で2020東京オリンピックが延期されるなどと想像もつかない時に出た本だけど、最高に刺激的。特に前半の64年オリンピックの日本選手団のユニフォームを石津謙介がデザインしたという俗説のウソを暴く部分はフェイクニュースの生まれる仕組みを明らかにしてて興味深い。2021/03/25

zuzu

2
大河ドラマ「いだてん」を見て1964年の東京オリンピックに興味を持ちました。赤のユニフォームは単に国旗のカラーではなく、日出ずる国の象徴である太陽の赤を表しているんですね。今年のユニフォームはどうなるのかな?2020/01/12

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